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東電 大雨でタンク周辺の雨水を放出
9月16日 17時51分

東電 大雨でタンク周辺の雨水を放出

台風18号の影響で、東京電力福島第一原子力発電所では、7か所のタンク周辺の囲いにたまった雨水について、放射性物質の濃度が海への排出基準を下回っているとして、排水溝を通して海に放出する措置を取りました。

台風18号の影響で、福島第一原発では雨や風が強まり、山側に設置された汚染水をためるタンクの囲いでは、中の水の量が急速に増え、周囲にあふれ出るおそれが出ました。
東京電力がこれらの囲いにたまったの水について、ベータ線という種類の放射線を出す放射性物質の濃度を調べたところ、7か所について1リットル当たり24ベクレルから3ベクレルの範囲で、このうちストロンチウムは半分程度とみられ、海への排出基準の30ベクレルを下回っているとしています。
このため、東京電力はタンク自体からの汚染水漏れはなく、雨水だけがたまっていると判断し、この7か所について、16日午後0時40分すぎから囲いの中にたまった水を順次、排水溝を通して海に放出する措置を取りました。
また、300トン余りの汚染水が漏れた4号機の山側に設置された別のタンクの囲いの中にたまった水は、ベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり17万ベクレルと極めて高い値で検出されたことから、この水を近くのタンクに移すとともに、このほか11か所でもタンク周辺にある濃度の高いたまり水を近くのタンクに移しました。
一方、台風の影響で東京電力は、16日予定していた汚染水対策の工事など屋外での作業の一部を中止しました。

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