株式会社日立システムアンドサービス
アプリケーションシステム本部
ERPソリューション第2部
部長
戸嶋 將晴 氏
「当初は販売管理も含めたシステム全体を入れ替えることも検討しました」と語るのは、日立システム ERPソリューション第2部 部長の戸嶋 將晴氏。「しかし、すべてを新規導入した場合、膨大なコストと1年以上もの構築期間がかかります。早期の業務改革に向け、適正なコストで最大効果を得られるのは、現行機能をできる限り踏襲しながら、大きな改善が必要な会計システムのみを入れ替え、相互を自動連携するのがベストだと判断したのです」。
これに対し村里氏も、「C/S版のGEMPLANET/LiteとWeb版のGEMPLANET Ver.2は開発基盤もデータベースも異なるパッケージなので、連携できるかどうかに不安がありました。しかし日立システムさんと、開発元のGEMPLANETソリューションセンタの皆さんが、“必ず連携させてみせます”と言ってくださった言葉を信じ、お任せすることにしました」と笑顔を見せます。
日立システムはまず、GEMPLANET/Liteの機能エンハンスとして、請求データと振込データを名寄せ情報でマッチングし、入金と請求の引当処理と消込みを自動化する機能を追加。これまで人手に頼っていた引当業務の負荷を大幅に低減し、請求書発行と支払業務をスピードアップすることにも成功しました。