【ブリュッセル＝共同】フランスメディアによると、同国大統領府は20日、オランド大統領がイランのロウハニ大統領と24日にニューヨークで会談すると明らかにした。シリア情勢とイランの核問題が議題となる見通し。オランド氏はイラン新大統領と会談する初の欧米首脳となる。
シリアをめぐっては、化学兵器廃棄に向けた動きはあるが、内戦の政治解決の道筋はついていない。オランド大統領の側近は「われわれが望むことは、イランがシリアの政治転換に十分関わることだ」と述べ、シリアのアサド政権と盟友関係にあるイランの関与を求める考えを示した。
イランの大統領が強硬派のアハマディネジャド氏から穏健派のロウハニ師へ交代したことに伴う方針転換という。同側近は、事態打開を図るため関係国がジュネーブでの開催を目指している国際会議にもイランが参加する必要があると指摘した。
フランスとイランの大統領同士の会談は2005年４月にシラク大統領とハタミ大統領がパリで会談して以来とされる。会談は国連総会で双方が米国に滞在する機会を利用して行われる。
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