大通公園における、トウキビ(トウモロコシ)の歴史は明治時代後半までさかのぼる。誰かが勝手に屋台を開き、トウキビやジャガイモといった農作物を焼いたり、ゆでたりして売り始めたとされる。屋台は徐々に増えていった。石川啄木は詠んでいる。 しんとして幅廣き街の 秋の夜の 玉蜀黍の焼くるにほひよ やがて、増えすぎた屋台は公園や道路を占拠するようになった。交通の確保と衛生面の問題を理由に、札幌市は昭和40年に屋台を排除。しかし、市民の「街の風物詩をなくしてはならない」という声が行政を動かした。札幌観光協会が屋台の設置運営を札幌市に依頼された。昭和42年「とうきびワゴン」が誕生した。
期間 2013年4月26日(金)~10月14日(月・祝)
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とうきびワゴンとテレビ塔 大通公園「とうきびワゴン」 トウキビ きびっちのグッズ。メモ帳とポストカードには、大通の生とうきびの皮を原料にした、環境にやさしい「とうきびペーパー」が使われています。表面には皮の繊維がうっすらと見えて、やさしい風合いの紙です。 |
2013/07/04の記事です