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町工場が開発 深海探査機が出発9月22日 11時25分
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東京の町工場などで作るグループが、海底資源の調査を目指して小型の無人探査機を開発し、房総半島沖の深海で実験を行うため、22日に神奈川県の横須賀港を出発しました。
調査船に搭載されて22日午前に神奈川県の横須賀港を出発したのは、「江戸っ子1号」と名付けられた小型の無人探査機です。
この探査機は、自動車部品を製造している東京や千葉県の町工場などが新たなビジネスチャンスにつなげようと、得意な技術を持ち寄って開発しました。
探査機には、高い水圧に耐えられる特殊なガラス製の球体が4つ取り付けられ、中に設置したビデオカメラで海底の状況を撮影するほか、筒を突き刺して海底の泥を採取することもできます。
グループではこれまで水深700メートルほどで実験を繰り返してきましたが、今回は房総半島沖合の深さおよそ8000メートルの日本海溝で、深海での初めての実験を行うことにしています。
実験では海上からの信号で自動的に浮上できるかなど、深海で探査機が正常に作動するかどうか調べることにしています。
グループは24日まで実験を続け、成功すれば「江戸っ子1号」を研究機関などに販売したいとしています。
メンバーの杉野行雄さんは、「これまでみんなで力を合わせてやってきた成果がきっと現れるだろう。日本周辺の海底ではレアアースなど希少な資源も見込まれることから、実験を成功させたい」と話していました。
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