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【プロ野球】

阪神 脅威の粘り 5点差追いつきドロー

2013年9月22日 紙面から

8回阪神2死一塁、右中間へ同点タイムリー二塁打を放ち塁上でガッツポーズをする阪神・西岡 剛=甲子園(撮影・田中太一) 

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◇阪神7−7ヤクルト

 阪神は最大5点差を追い付き、延長12回引き分けた。2−7の5回に2得点し、6回は坂が2点打。8回に西岡の二塁打で同点。その後は好機であと一本が出なかった。ヤクルトは継投に失敗。藤浪を攻略した打線も6回以降は沈黙。

     ◇

 せめてもの虎の意地だった。負ければ、その瞬間にナイターを戦う巨人の結果に関わらず優勝が決まる“興ざめ”の展開になってしまう一戦で、藤浪がプロワースト6失点で4回降板。最大5点リードをつけられ、ついに虎も万事休すと思われたが、8回に同点に追い付き延長12回、執念のドローに持ち込んだ。

 「甲子園の声援もあるし。マジック1で負けて決めさせたくない気持ちはもちろん選手にもあった」と和田監督。試合時間は今季最長の5時間28分。プレーボールは14時で、ゲームセットの時はナイターの巨人が中盤を戦っていたころ。ベンチ入りの投手、野手含めた全25人を使い切る総力戦を終えた指揮官はチームの総意を口にした。

 中盤に反撃を続けて1点差まで迫った8回、2死一塁で山本哲から同点タイムリー二塁打を放った西岡は「負けて優勝というのは知っていましたから。最後の執念ではないですが、あがきみたいな感じでしたね」と振り返った。本拠地甲子園のファンの前で宿敵の優勝を決めてしまうという屈辱は免れた。 (中谷秀樹)

 

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