現代・起亜自の収益性3位に後退 トヨタは2位に
【ソウル聯合ニュース】上半期(1〜6月期)の現代・起亜自動車グループの収益性が円安などの効果を得たトヨタ自動車に追い上げられ、2位から3位に後退した。
自動車業界によると、世界自動車メーカー10社の上半期の業績を分析した結果、現代・起亜の売上高は603億3200万ドル(約6兆円)、営業利益は53億5800万ドルとなった。営業利益率は8.9%となり、前年同期の10.5%に比べて1.6ポイント低下した。主要10社のうち、下げ幅が最も大きく、3位に下落した。現代・起亜の営業利益率は2011年からBMWに次ぐ2位を維持してきた。
一方、トヨタは1219億7300万ドルの売上高を記録、ゼネラル・モーターズ(GM、759万5900万ドル)を大きく上回り、世界最大の自動車メーカーとなった。営業利益は117億5900万ドルとなり、前年同期比で97.0%増えた。営業利益率は5.3%から9.6%に上昇し、現代・起亜を抑え、2位に浮上した。
トヨタが円安効果などを追い風に販売営業を強化したのに対し、現代・起亜は大規模なリコール(無料の回収、修理)引当金や労組の特別勤務拒否による生産減、円高などの影響を受けたとみられる。
業界関係者は「営業利益だけでは現代・起亜自動車が10社のうち、トヨタに次ぐ2位となっているが、日本メーカーの収益性が急速に改善していて、(2位の)座を奪われる可能性が大きい」との見通しを示した。
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