【オースティン(米テキサス州)貝島由美子】世界耐久選手権(WEC)第5戦は20日、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで1時間30分の練習走行2セッションを行い、トヨタレーシングのA・デビッドソン/S・ブエミ/S・サラザン組(TS030HYBRID)がトップだった。この日は時折激しい雨が降る難しいコンディション。トヨタは比較的状況が良かった2回目前半にインターミディエイト(少雨用)タイヤで2分00秒756を記録。直後に土砂降りとなった。
「十分な走り込みができず残念。でも予選が雨になる可能性もあり、いいテストになった」とデビッドソン。ドライ状況でのデータを十分に取れず決勝でのタイヤ摩耗に不安は残るが、あくまで前向きだ。2、3番手にはアウディの2号車(T・クリステンセン組)、1号車(A・ロッテラー組)がつけ、AFコルセの小林可夢偉組(フェラーリ)はLMGTEプロクラス3番手。