【鈴鹿サーキット(三重県)碓氷英靖】スーパー耐久(S耐)第6戦は21日、当地で予選と決勝レース1を行い、2番手スタートの谷口信輝(メルセデス)が優勝を飾った。
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 ピットインなしのスプリントレースでは、パワーに勝るGT−R有利。そんな事前の予想を覆したのがペトロナスの谷口信輝(メルセデス)だ。S耐決勝レース1で、2番手からスタートし、トップを走っていたKONDOの藤井誠暢(GT−R)を追いまわし、藤井が周回遅れに詰まった瞬間を逃さず4周目のS字で抜き去って優勝。
 「GT−Rを抜けるとは思わなかった。ラッキーだった。タイトル争いをする28号車の前でゴールするのが目標だった。それが優勝できて最高」と大喜びの谷口。同チームのライバル、28号車が4位に終わったため、22日の2レース(今回は全3レース)のうち谷口組が1勝すればタイトルが決まる。