2013年9月20日

羽田、新千歳、那覇便も スカイマーク、米子発着

 ことし12月に米子鬼太郎空港(鳥取県境港市)発着の成田、神戸、茨城便を就航する航空会社スカイマークの西久保慎一社長は19日、2014年11月にさらに米子空港に羽田、新千歳、那覇便を1往復ずつ就航させ、計6路線を新たに展開する運航計画を発表した。

 もともと山陰唯一の国際定期便のある米子空港は、山陰の5空港で最も多い路線を持つ「ミニハブ空港」へと進化。同空港を起点に中海圏域の交通体系が様変わりする可能性がある。

 同社は今後、長距離型の国際線展開に軸足を移す方針。西久保社長は「国内線の展開は今年、来年で一区切りつけたい」としており、米子空港が滑り込んだ格好だ。

 米子空港では、全日空が羽田便を1日5往復運航。米子-羽田便は2社が同路線で競合する「ダブルトラック路線」となり、サービスや価格面で競争が生まれる。新千歳便は、2000年に休止したエアーニッポンの札幌便以来の北海道直行路線。那覇便は、米子空港から沖縄県へ初めての路線となる。

 西久保社長は計6路線の運航理由について「地方路線は一つの路線に多便数を運航するより、1便ずつでも多路線の展開が強く望まれている」としている。