規模の見積もり法

人生は短いので、現実を見る必要があります。

時は命なり

これから書こうとしているコードは、本当にあなたが書かなければならないコードでしょうか?

あなたは、コードを書くことで、二度と戻らない人生の貴重な時間を失うのです。ぜひ再考してください…それは本当に必要なコードでしょうか?

ここでは、書くことになったコードを書かずに済むための方策を考えます。

制御下に置くという誘惑

自分の書いたコードが思い通りに動作する、それは素晴らしいことです。一発で動作するならば、ですが…コードを書くというのは、バグを作ることでもあります。バグのないプログラマは存在しません。

30分で書いたコードのバグ取りに一日を費やす事態に「いつなるかわからない」のです。スケジュールはバグがないことを前提に組まれるものです。バグ取りの時間は絶対に足りなくなります。

間違うかもしれない行為から発生する間違いの修正時間、その見積もりは必ず間違っているのです。正しい間違いを見積もったつもりでしたか?

バグの制御ができるようになることで、初めてプログラマとして失格するのです。プログラマとして合格するというのは、無数のバグを書き、それをすべて潰し、残り少ない人生を浪費することです。

失格することでしか得られない境地があります。むしろ、プログラマとして生きてこなかった、語弊がありますが失格している人は、もっとうまい人生を送っています。

一方ロシアは手で計算した

コードを組んで効率を上げるのではなく、コードを書かずに効率を上げるのが本来のプログラマではないでしょうか。

つまり、コードは自分で組まないのが正解なのです。その事実を自分から湧き出るように結論するまで、プログラマは生みの苦しみを味わい続けるのです。