虎執念のドロー！坂＆柴田、脇役コンビが演出

八回に本塁へ激走する柴田【拡大】

　「坂の２点タイムリーが大きかったね。二死走者なしから１点とれたんでね。もうひと押しというところやね。気持ちが出つつあるので、ここからそういうものを大事にやっていきます」

　当然、和田監督も絶賛するしかない。しかし、坂は柴田同様、八回二死二塁の勝ち越し機での三振を悔んだ。「打っていれば勝っていたんですが…」。この気持ちがある限り、大丈夫だ。

　「追い込まれたら出塁することを考えた。打席では必死です」

　柴田の言葉がすべて。新井は打点を挙げたとはいえ、相変わらずチャンスに打てない。福留の調子も今ヒトツ。だからこそ、イブシ銀の輝きが目立つ。（渡辺　洋次）

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（紙面から）