坂は六回に2点適時打を放った【拡大】
(セ・リーグ、阪神7-7ヤクルト=延長十二回規定により引き分け、21回戦、阪神14勝6敗1分、21日、甲子園)柴田の打球が右翼へ飛んだ。延長十二回二死一、二塁のサヨナラ機でチームを勝利に呼び込む一打は出なかった。
「(最後の打席は)1番悔しいですね。簡単に打てないのは事実ですし…」
険しい表情をみせたが、執念ドローの陰に脇役の活躍を忘れてはならない。四回に藤浪の代打で出場し二飛。このあと中堅を守り、4-7の六回二死走者なしから四球で出塁し、西岡の右前打を経て、坂の2点適時打で生還した。八回にも二死走者なしから左前打。西岡の右中間を破る二塁打で激走し、同点のホームを踏んだ。
途中出場の柴田に負けじと、「2番・三塁」で4試合連続スタメンの坂は3四球&適時打。2人合わせて、4得点。脇役による鮮やかな合作だった。