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アプガとファンの現在地(仮)2013.9一旦完結編
〜Rainbow connection〜
2013/9/16 17:48の赤坂BLITZの空 |
| 開戦ツアーではこの夏のアプガのイベントの模様が頻繁に流れた。「アイドル横丁夏まつり!!」に始まり、「サマービーム!/アップアップタイフーン」のリリースイベント、ROCK IN JAPANにサマーソニック…彼女たちのこの夏の思い出がたくさん流れた。 それらは同時に、ファンにとっての思い出でもあった。アプガの勝負の夏を、ファンは一緒に支えてきた。走ってきた。そして、戦ってきた。 アプガの楽しさは、ファンがメンバーと「共に」あるということである。よくアーティストとファンが一体になって、というのはあるが、アプガはさらにそこから「一緒に走っている」感がある。歩くのではなく走る、スピード感。といっても、走れない人はついて行けない、というのではなく、休んだらまた走り出す、そんな感じ。 そして、共に作り上げる。赤坂BLITZの昼公演では、終演後にサプライズとして夏の映像が流れ、メンバーも出てきてステージで座りながらファンと一緒に見て、共に大笑いしたり、ファンと共にこの夏のアプガの様子を楽しむ光景があった。そう、あの、「銀河上々物語」のリリースイベントのガンダム広場で繰り広げられていた、メンバーとファンが同じものを見る、という光景が、そこには繰り広げられていた。これも、アプガ、である。メンバーも自分たちの活動を第三者の目で笑って楽しむ。ああ、これがやっぱりアプガとファンの現在地なんだなあと感じた。 この日の赤坂BLITZ公演は、メンバーだけでなくファンにとっても、共に駆け抜けてきたこの夏の締めくくりとなるライブ。ファンにとっても打ち上げ、そして集大成という空気が漂っていた。だから、この日も精一杯応援しつつも、どこか楽しんでいる印象だった。それはメンバーもそう感じたようで、MCであやのんが「最近のアプガのライブはあたたかみがあるんですよ。今までは私たちもファンも共に戦っていたのですが、あたたかみが増して幸せ感あふれるライブになってます」と言っていたのが印象的だった。 でも、それはメンバーがファンに委ねてくれたからだと思っている。煽ったりマイクを向けたり、キャッチボールをするからこそ、ファンもよりメンバーに応えようとする。 何より印象的だったのが、大阪公演である。この日は大型スクリーンがないため、横浜BLITZでの映像コーナーが二組に分かれてのMCコーナーになった。そのとき佐保ちゃんが「大阪では“バーン”って言うと“ああーっ”って倒れてくれるって聞きました」と言って、「後で倒れる曲が出てきますしね」と締めくくったのだが、その後披露された「チョッパー☆チョッパー」の、最後の佐保ちゃんのチョップで、ファンが「ああーっ」と倒れだしたのには笑った。さすが大阪だなと思ったし、同時にアプガファンだなと。そうやってライブをより楽しく作り上げていくのだ。この「ああーっ」は赤坂BLITZ公演でも既に定番になりつつあったし、「アップアップタイフーン」では冒頭の佐保ちゃんの演歌に「ハァードッコイ!」と合いの手が入るようになるなど、曲の楽しみ方がどんどん進化していくのだ。ライブのたびにいろんなことが起きるから、楽しいのだ(だからメンバーがファンを煽る以上にいじってくれるともっと楽しくなると個人的には思っている。そのライブにいる人たちはそのライブの時だけ集まっていて、全く同じ人が集まることはないのだから)。 盛り上げる、だけじゃない。どこか、楽しむ。その余裕ぶりは私は好きだ。でもそれはもしかしたら、メンバーがなにより楽しんでライブをするようになったことで、ファンも楽しむようになったのかなとも思った。 メンバーが進化すれば、ファンも進化するのである。メンバーが笑えば、ファンも笑う。アーティストとファンは相関関係なのである。 ただ、アプガのファンの特徴は、みんなが上を見て戦っているということだと思う。メンバーは常に上を見ている。アップアップしようと頑張っている。そこに、ファンは自分たちを重ねようとしている。やっぱり、人って上を見て生きていきたいじゃないですか。今よりもっといい仕事、もっといい生活、もっと楽しいこと… 私が個人的につらい状況になったときに、アプガの歌に救われた自分がいた。「夢じゃ物足りない 戦いは途中さ」「諦めるっていう答え出すのは簡単だけど 後悔したくないから何だってトライするよ」「セオリーなんて壊すためにあるものでしょ?」「答えなんて後からついてくるから 等身大の自分ぶつけていこう」…これらの歌詞が、普段聞いていたときと違って、つらい状況の中戦っている自分に、とても響いてきたのである。それで思ったのだ。戦っている人、上を向いている人に、アプガの歌はより響くのだ、と。 だから、私はアプガに対しては「みんな頑張れ」ではない。むしろ彼女たちから元気をもらっているし、何より学ばされている。「みんな頑張れ。オレも頑張る」なのである(思えばこれは最初のインタビューのときファンの印象として彼女たちからも出てきた)。ファンのみんなも、上を目指す彼女たちに自分を重ねているのだと思う。 上を見るということはいいことである。進化というのは、上を目指してきたからもたらされた物である。「こんな機能があったらいいな」「もっと軽くなったらいいな」「もっと速くなったらいいな」。そんな、上を目指す気持ちが、この世のあらゆる進化をもたらしてきたのである。 No upup No life。上を目指さない人生なんて。 ファイナル公演が終わって、アプガとファンの現在地を感じていた終演後に始まったVTRでかかった曲が、カーペンターズの「Rainbow connection」だった。その曲に、ふとアプガの7人の色による虹。そして、それを見上げるファンが思い浮かんだ。 そう。虹は雨が降らないとかからない。No Rain No Rainbow。つらいことの後には虹がかかる。 そして虹は空にかかる。上を見ないと、見えない。 ────────────────────────── 順調な船出じゃなかったし 辞めたい時が何度もあったよ だけどその時浮かんだのは あなたのその笑顔でした 悔しさの思い重ねた分 大きな夢を持って みんなの気持ちを合わせて どこまでも虹色の歌を紡ぐよ 私たちは独りじゃないよ 夜空には虹が見えなくても みんなが作り出す七色の光があるから (アップアップガールズ(仮)「Next Stage」より) ────────────────────────── アプガとファンのつながりは、まさに「Rainbow connection」なのだ。 さて。このアプガの現在地シリーズは今回で一旦完結となります。私の異動に伴い、BIGLOBE MUSICも9月30日の12時でサービス終了となります。 思えば最初に見た去年12月の六本木決戦では「へえ…」だったアプガが、4月の対バン行脚東京決戦で「ん?」になり、横浜BLITZで「!」になり、翌日の渋デジのイベントで人生初の握手会デビューと、一気にアプガにのめりこんだのも、きっかけはアプガとファンの関係性から、でした。 それについて「アプガとファンの現在地(仮)」という形で記事にしたのですが、それをきっかけに大きくファンの方と一緒にアプガを楽しめることができて、本当に楽しかったです。 実質5ヶ月間仕事で、そしてプライベートでアプガを追っかけてきましたが、私はとてもいい時期にアプガにハマったなと思っています(もっと苦労していた時代から支えてきた昔からのファンの方には申し訳ない気持ちがあります)。横浜BLITZを成功させ、ロックフェスに出たり活動も拡大して、メンバーも大きく飛躍して…そんな時期を、メンバー、そしてファンの皆さんと共に“駆け抜けた”ことは、本当に幸せだったと思っています。 皆さんには本当に感謝しています。ありがとうございました。 アプガに関しては、先日の横浜BLITZを見ていて、「もう私が仕事として追いかけることもないかな」と思ったこともあったのですが、いやいや、まだまだ。アプガはこんなもんじゃない、と(笑)。だから、私も頑張ります。やっぱり上を目指さないと! 決めてやんぜ!アッパーカット! じゃ、みなさん、また現場で(笑)。 2013/9/18 BIGLOBE MUSIC(旧) |
アップアップガールズ(仮) |
左から新井愛瞳、佐藤綾乃、森咲樹、仙石みなみ、佐保明梨、関根梓、古川小夏 |
アップアップガールズ(仮)ロングインタビュー「アプガの現在地(仮)」2013.9編 http://music.biglobe.ne.jp/special/uugirl/201309.html アップアップガールズ(仮)公式サイト http://www.upupgirlskakkokari.com/ ■最新ライブ情報 アップアップガールズ(仮)アプガ第二章(仮) クリスマスイブイブイブ決戦〜横浜赤レンガ〜 2013年12月22日(日) 横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール 大晦日イブイブイブ決戦〜CLUB CITTA'〜 2013年12月28日(土) 川崎CLUB CITTA' 2014年元旦決戦〜赤坂BLITZ〜 2014年1月1日(水・祝) 赤坂BLITZ |
| 新進気鋭の作家陣を迎えたニューシングル アップアップガールズ(仮)両A面シングル 『Starry Night/青春ビルドアップ』10/30発売決定 発売日: 2013年10月30日(水) 品番: TPRC-0062 価格: \1,000(税込) 収録楽曲: 1. Starry Night 作詞・作曲:Kiyoshi Sugo 編曲:Kiyoshi Sugo & Wonder World 2. 青春ビルドアップ 作詞:mona 作曲・編曲:4sk 3. Starry Night(Instrumental) 4. 青春ビルドアップ(Instrumental) |
| ■アップアップガールズ(仮)ライブ・イベント出演情報 9月22日(日) イナズマロック フェス 2013 9月23日(月・祝) ライブ&トークショー(LABI1なんば) 9月29日(日) ライブ&トークショー(LABI1高崎) 10月4日(金) 「讐〜ADA〜」DVD&BD発売記念トークイベント&ミニライブ&握手会@タワーレコード渋谷B1CUTUPSTUDIO 10月7日月 横浜BLITZ THE FINAL THEポッシボー×アップアップガールズ(仮) 2マンライブ 2013 『聖地 横浜BLITZ』 10月13日(日) HOT WAVE 推し事祭 2013 10月14日(月・祝) 定期公演 アップアップガールズ(仮)3年分の感謝を込めて・・・第56〜58回公演〜森咲樹誕生日スペシャル(仮)vol.1〜3〜 10月22日(火) IDOL PHYLOSOPHY VOL.3 11月4日(月・祝) JAPAN POPCULTURE CARNIVAL 2013 11月10日(日) NAGANO IDOL BOX 12月22日(日) クリスマスイブイブイブ決戦〜横浜赤レンガ〜 12月28日(土) 大晦日イブイブイブ決戦〜CLUB CITTA'〜 2014年1月1日(水・祝) 2014年元旦決戦〜赤坂BLITZ〜 |
■リリース情報
アップアップガールズ(仮) 両A面シングル 「SAMURAI GIRLS/ワイドルセブン」 発売日: 2013年9月4日(水) 品番: TPRC-0053 価格: \1,000(税込) 収録楽曲: 1、SAMURAI GIRLS 作詞・作曲・編曲:michitomo 2、ワイドルセブン 作詞:オノダヒロユキ 作曲・編曲:mochilon 3、SAMURAI GIRLS(Instrumental) 4、ワイドルセブン(Instrumental) |
【DVD】 アップアップガールズ(仮) THE DVD 〜ミニMV集 おまけつき〜
発売日: 2013年8月28日(水) 品番: TPRD-0006 価格: \1,800(税込) 収録楽曲: 1、アップアップタイフーン(Music Video) 2、アッパーカット!(Music Video) 3、アップアップタイフーン(↑↑アゲテケVer.) 4、アッパーカット(Dance Shot Ver.) 5、SAKURA DRIVE(late spring Ver.) 6、アップアップタイフーン/アッパーカット!MV撮影に密着! 収録分数:約56分 |
DVD「アップアップガールズ(仮) 3rd LIVE横浜BLITZ大決戦(仮) (2枚組)」
発売日:2013年7月31日(水) 品番:TPRD-0005 価格:\6,000(税込) <収録楽曲> 1. あの坂の上まで、 2. イチバンガールズ! 3. マーブルヒーロー 4. SAKURA DRIVE 5. メチャキュン?サマー( ´ ▽ ` )ノ 6. カッコつけていいでしょ! 7. バレバレI LOVE YOU 8. 夕立ち!スルー・ザ・レインボー 9. ナチュラルボーン・アイドル 10. リスペクトーキョー 11. サバイバルガールズ 12. shooting star 13. チョッパー☆チョッパー 14. UPPER ROCK 15. お願い魅惑のターゲット 16. アッパーカット! 17. End Of The Season 18. Next Stage 19. ストレラ!〜Straight Up!〜 20. サイリウム |
| ■過去の特集 アップアップガールズ(仮)ロングインタビュー「アプガの現在地(仮)」2013.5編 http://music.biglobe.ne.jp/special/uugirl/201305.html インタビュー「アプガの現在地(仮)」2013.6編 http://music.biglobe.ne.jp/special/uugirl/201306.html インタビュー「アプガの現在地(仮)」2013.7編 http://music.biglobe.ne.jp/special/uugirl/201307.html アップアップガールズ(仮)インタビュー「アプガの現在地(仮)」 2013.7 TIF直前編 http://music.biglobe.ne.jp/special/uugirl/201307-3.html アプガの現在地(仮)特別編「アプガとファンと、まぁなの現在地(仮)」 http://music.biglobe.ne.jp/special/uugirl/20130814.html 「アプガの現在地(仮)」2013.8 http://music.biglobe.ne.jp/special/uugirl/201308.html アップアップガールズ(仮)ロングインタビュー「アプガの現在地(仮)」2013.9編 http://music.biglobe.ne.jp/special/uugirl/201309.html アプガ第二章の歩み http://music.biglobe.ne.jp/special/uugirl/2ndstage.html |
アップアップガールズ(仮)メンバー紹介 @メンバーカラー A愛称 B生年月日 C出身地 D子供の頃に憧れていたアイドル(敬称略) |
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仙石みなみ |
古川小夏 |
森咲樹 |
関根梓 |
@赤 Aみーこ B1991年4月30日 C宮城県 Dモーニング娘。の石川梨華 |
@ピンク Aこなっちゃん B1992年6月5日 C神奈川県 Dモーニング娘。の後藤真希、安倍なつみ、高橋愛 |
@Green Aもりてぃー B1993年10月12日 C神奈川県 Dモーニング娘。の安倍なつみ |
@オレンジ Aせっきー B1996年6月14日 C長野県 Dモーニング娘。の新垣里沙 |
新井愛瞳 |
佐藤綾乃 |
佐保明梨 |
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| @青 Aまぁな B1997年11月19日 C群馬県 Dミニモニ |
@紫 Aあやのん B1995年1月7日 C神奈川県 Dモーニング娘。の高橋愛 |
@黄色 Aあかり B1995年6月8日 C東京都 D松浦亜弥 |
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■アップアップガールズ(仮)のニュース記事一覧
取材・文/有本和貴(BIGLOBE MUSIC)
写真撮影/大井恵介(嫁コレアイドルプロデューサー)