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真実を探すブログ

地震、放射能、経済、政治、気候変動などに関する情報を書いているブログです。ブログの引用、紹介はご自由にどうぞ。(リンクを張ってくれると嬉しいです)

 

汚染水製造工場になった福島原発!タンク付近で11万ベクレル検出!福島原発は川の上に作られた! 

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東電が9月20日に発表した資料によると、汚染水タンクの地殻で放射性トリチウムを1リットル当たり11万ベクレル検出したとのことです。9月19日は7万ベクレルでしたので、僅か1日で4万ベクレルも上昇したことになります。
元々はゼロベクレルだった場所なので、それも考慮すると途方も無い上昇幅だと言えるでしょう。


☆<参考資料>平成25年9月21日東京電力株式会社(H4エリア周辺)
URL http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2013/images/south_discharge_130921-3-j.pdf

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☆福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける
URL http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2013/images/south_discharge_130921-1-j.pdf

osennsui09212222.jpg


相次いでいる汚染水漏れの裏には、福島第一原発の立地が深く関係しています。元々、福島第一原発のあった土地には川がありました。
日本経済新聞などが既に取り上げてくれていますが、福島第一原発では昔にあった川の痕跡が確認されています。


☆福島原発に川の痕跡 汚染水問題、難航の原因
URL http://www.nikkei.com/article/DGXDZO59415710X00C13A9EA1001/ 

引用:
東京電力福島第1原子力発電所の汚染水の問題が深刻度を増している。当事者能力を失いつつある東電に代わり、政府が収拾に乗り出した。増え続ける汚染水の構図を一変させるには、浄化して海に放流する計画を軌道に乗せる必要がある。

■地形考慮せず

 「やはり川だったのか……」。産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の丸井敦尚地下水研究グループ長は1枚の古い白黒写真を見て、うなった。

 第2次大戦後に米軍が撮影したとみられる福島県双葉町付近の航空写真。いま福島第一原発のある場所に、海へと流れ込む一筋の川がくっきり映っていた。丸井氏は政府の汚染水処理対策委員会に参加する地下水研究の第一人者だ。福島県は南北に阿武隈高地が貫き、山に降った大量の雨水は川や地下の水脈を通じて東の太平洋に流れ出る。その水の通り道の上に、福島第一原発は造られていた。・・・
:引用終了


川があった場所に施設を建造すれば、地下水や雨水がその施設の地下に流れこんできます。その結果、当初の予想を遥かに上回るペースで汚染水が急増してしまったのです。
東電が報告している汚染水の総量は地下を考慮しておらず、実際には更に何倍もあると言われています。

福島第一原発の核燃料は2011年の時点でドロドロに溶けて、格納容器の底を破ったわけで、今は地下を潜っている可能性が高いです。

この溶けた核燃料と地下水が接触をすれば、今まで人類が経験をしたことがない程の放射能汚染水が生み出されることになります。これを止める手段はほぼ無く、この状況になってしまうと、福島第一原発を特殊な壁などで囲うくらいの対策しかありません。

しかも、それを示唆するかのように、地下水の放射線量がここ一ヶ月ほどで数十倍に激増しています。


☆トリチウム濃度上昇 5日間で36倍 東電「15万ベクレル検出」
URL http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130914/dst13091417580004-n1.htm

引用:
東京電力福島第1原発の地上タンクから汚染水が漏れた問題で、東電は14日、タンク北側約20メートルの観測用井戸で13日採取した地下水から、トリチウムを1リットル当たり15万ベクレル検出したと発表した。8日採取分と比べると濃度は5日間で約36倍上昇。地下水のトリチウム濃度は日を追うごとに高まっている。

 地下水調査が始まった8日に、1リットル当たり4200ベクレルを検出。10日には法定基準値6万ベクレルを超える6万4000ベクレル、11日は9万7000ベクレル、12日には13万ベクレルだった。

 東電は「タンクから漏れて土壌にしみ込んだ汚染水が、地下水に到達し、量が日ごとに増えている」とみている。
:引用終了


「汚染水増加のために水以外の方法で冷やすべき」という意見が専門家の間からは出ており、私もそうするべきだとは思いますが、それをしても必ずしも「汚染水の増加を止めることが出来る」とは言い切れません。

上記でも説明したように、福島第一原発は川があった場所に建設された施設なので、水による冷却を中止したとしても、地下から予想以上に大量の水が流れ込んで来たら意味が無いのです。


☆地下水が建屋地下に流れ込む映像 東電が公開(13/09/05)

↓東電が公開した福島第一原発に流れ込む地下水の映像。
fuksuimagenpatu090512.jpg

☆福島洪水ハザードマップ
URL http://www.thr.mlit.go.jp/fukushima/bousai/hazard/index.html

↓赤丸が福島第一原発。
fukusimakansenntizu090502.jpg

↓福島第一原発の分かりやすい図。
shousuasiufukusimagennjyou.jpg
www_dotup_org4366444.gif
2ちゃんねるより


とにかくも、今は福島第一原発の地下に流れ込んでいる水を食い止めるための、特殊な地下水壁を作る必要があります。国は「凍土壁」という地面を凍らせる方法で地下水を止めようとしていますが、それとセットでコンクリート製の丈夫な「防水壁」を建設しないと不味いです。

「凍土壁」はかなり新しい技術なので、実際の効果には不明確な部分が多く、専門家からも疑問の声が上がっています。

それに、凍土壁を維持するためには電気代など多額の維持費もかかるため、長期的な維持費なども考慮すると、凍土壁とは別の手段もあった方が良いでしょう。

凍土壁はあくまでも一時的な応急処置として使い、本命のちゃんとした防水壁を作らなければ、何時まで経っても汚染水漏れは解決することは出来ないと私は思います。東電や政府は自然の力を甘く見過ぎです。


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