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アップアップガールズ(仮)インタビュー
「アプガの現在地(仮)」2013.9編(1)
アップアップガールズ(仮)(以下アプガ)が最新シングル「SAMURAI GIRLS/ワイドルセブン」を9月4日にリリースする。この夏、ロックフェス出演など、アイドルの枠を飛び越えて活動してきた彼女たち。その中で必ずと言っていいほど披露されたのが「SAMURAI GIRLS」だった。
アプガのこの夏の勝負曲をついにリリースする彼女たち。この曲についてインタビューすることは、すなわち、彼女たちのこの夏、そして掲げてきた「アプガの第二章」を振り返る内容となった。横浜BLITZリベンジ決戦の翌日に行われたこのインタビュー。その感想と、9月16日の赤坂BLITZ公演に向けての意気込みも語ってもらった。 −−−現場ではよくお会いしてますが(笑)、ロングインタビューは5月以来4ヶ月ぶり、2回目となります。まず、9月4日発売の最新シングル「SAMURAI GIRLS/ワイドルセブン」からお聞かせください。まず、この夏いろんなイベントで披露され、大きな反響を呼んだ「SAMURAI GIRLS」について。 |
佐保明梨 今年の夏は「ROCK IN JAPAN」や「サマーソニック」といったロックフェスにも出させていただいて、アプガの幅を広げたというか、戦う場所がアイドル界以外にも広がったという、今の私たちを歌った曲だと思います。 新井愛瞳 私たちの戦う姿勢が全面に出た曲ですね。 関根梓 歌詞にも「ジャンル超えた世界との戦い」とあるように、これからもっとジャンルを超えるのと、今年は香港にも行かせてもらったので(5月の「Kawaii POP Fest」出演)、もっとワールドワイドに、広く広く世界へも発信できるような力をつけられたらなと思います。 −−−世界という点だとタイトルがアルファベットになっているのもポイントだと思ったんです。海外でもSAMURAIって言葉は知っている人が多いし、YouTubeでも配信されているから世界中で見られるので。海外進出目指すぞ、までの意気込みを感じた曲でした。 古川小夏 私たちが戦っている姿勢って侍と重なるといいますか。「私たちが信じることをやればいい」と思っていますが、それはとても侍っぽいと思いますし、今回CDジャケットやポスターも刀を持っていて侍のイメージですし。「侍」というみんなが知っている言葉が私たちにとてもぴったりだから、私たちのことをわかりやすく連想できるのではと思うので、ここでうまく侍と合わさったことはありがたいなと思いますね。 |
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−−−過去の曲「なめんな!アシガールズ」(足軽)から「侍」にアプガがグレードアップしたという意味合いもあったようですね。 佐保明梨 はい、「第二章(仮)開戦前夜ライブハウスツアー」のセットリストで、後半から「なめんな!アシガールズ」から「Burn the fire!!」を挟んで「SAMURAI GIRLS」というブロックがあって、その中で「成長したよ」というのを出していましたね。 −−−個人的には、この夏勝負となるロックフェスの舞台には7月発売の前作「サマービーム!/アップアップタイフーン」で乗り込むのかと思ったら「SAMURAI GIRLS」を新たに持ってきたのがびっくりだったんですよ。「さらに新曲!?」みたいな。その点でもこの夏は、この曲を掲げて各地に乗り込んだ印象があります。 仙石みなみ 「SAMURAI GIRLS」は、よりロックな方に響きやすいというか、ギュインギュインしている曲調でしかも攻めている歌詞なので、この曲を持ってロックフェスに挑めたのは私たちにとっても強気な気持ちでというか、「行くぞー」という戦いの気持ちで挑める曲でしたね。 |
仙石みなみ |
−−−思えばこの夏のイベント全部で必ずやった曲かもしれないですね。 新井愛瞳 確かに初披露は7月30日の「2.5D決戦!! 〜夏の陣〜」からですが、その直後の「ROCK IN JAPAN」含めたイベントでは全部やっていると思います。 −−−この夏はロックフェスに乗り込むなど、アイドルファン以外の層にアピールしていく中でこの曲は非常に重要だったわけですが、この曲を披露したときの、アプガファン以外の方からの反応、手応えっていかがでした? 森咲樹 「ROCK IN JAPAN」で歌ったときはロックファンの方が「この曲カッコいい〜」と言ってくださったんですよ。 古川小夏 あと、曲の最後に刀で斬る音と「カチャッ」と納刀する音が入っているのですが、そのとき「おおーっ」と会場がざわざわどよめいて、すっごく気持ちよかったです(笑)。「しめしめ」と。 −−−確かに締めはカッコいいですね。でも、あの「カチャッ」という音にあわせて納刀するタイミングって、すごく難しいのでは? 新井愛瞳 はい、すっごく難しいです。今も探り探りです。 |
−−−あと、みんなが斜めに並んで腕を回すシーンも、息が合わないと難しいですよね。他にはどんな手応えがありましたか? 佐保明梨 一緒に盛り上がるというよりかは、ラップの部分を真剣に聞いていただくなど、「魅せる」曲というか。ラップのところは私はあまり踊らないのでお客さんがよく見えるのですが、「いつもの曲とは違った目で見てくれているな」とは思います。 −−−そうか、確かにアプガのライブでよく見られる振りコピ(※ファンがメンバーの振りをマネして踊る)するような曲ではないですね。 古川小夏 「“Up!Up! SAMURAI GIRLS!”」というサビは一緒に言ったり踊ってくださるのですが、そこくらいですよね。 −−−確かにあそこではみなさんと同じように刀で斬るようにサイリウムを振るけれど、それ以外ではコールする曲でもないし、確かにみんなが「聞いてくれる」曲ですね。 古川小夏 「アップアップタイフーン」と「SAMURAI GIRLS」をこの夏どの会場でもやったのですが、「アップアップタイフーン」は誰でもタオルを回せる曲なのと対照的に「SAMURAI GIRLS」は自分たちがどれくらい戦っているかというのを示して、「圧倒させる曲」、という感じで。 |
−−−そして表現で「魅せる」曲だと思いますね。今までのアプガにはそういう曲ってあまりなかった気がするんですよ。「どう?私たち」みたいな圧倒感のある曲って。 森咲樹 アプガの第一章ではファンの皆さんと一緒に踊ったり盛り上がれる曲が多かったのですが、「SAMURAI GIRLS」は第二章に入って、「魅せる」曲ができたかなと思って。アプガメンバーのそれぞれのパフォーマンスを魅せられる曲なので、「第二章に突入した!」という実感が湧きますね。 −−−そして何より注目はラップ。これだけ激しいラップは初めてですよね。なので最初に聞いたときは、関根さんと佐保さんの2トップというか、二人の歌唱力に重きが置かれた曲だなと思ったんです。ハードルが高かったのではないですか? 関根梓 めちゃくちゃ高かったです。今までレコーディングは一回で終わっていたのですが、今回は初めて二日間にわたって。ラップって、あまり感情がいらないんですよ。感情ではなく文章を言っていく中で、「その文章で伝える」みたいな。抑揚をつけたり、最後の最後でアクセントつけたりというのが必要ない、というのが初めてだったので。今までは「ナチュラルボーン・アイドル」もそうですし、最近では「サマービーム!」の「青春の味?」みたいなセリフっぽいのが多かったのですが、今回は全くもって初めての「感情を無にしての歌い方」だったので、とても苦労しましたね。 |
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−−−関根さんのパートだけで2日かかったんですか? 関根梓 はい。最初はあまりにもセリフに聞こえすぎちゃって「ちょっとこれはダメだ」と言われましたね。 −−−佐保さんも大変だった? 佐保明梨 はい、とても難しくて。レコーディングの前に、参考になるラップの曲を教えていただいて聞いたのですが、わからないんですよ。速すぎてというか、聞いていても自分がどう歌ったらいいのかわからなくて。でも、レコーディングしながら細かく、「この文字はここを上げて」とか一文字ずつ教えていただいて録っていった感じです。 −−−でも「戦国時代〜」の言い方とかとてもカッコよかったですし、とても響いてきましたよ。 関根梓 いやー(笑)。ライブの時は一生懸命心を殺してます。油断すると全部セリフのように言ってしまうので。本当によくやってしまうのが、「だから休まず進むぜこの戦い」を本当は一度に言わないといけないのですが、よくイントネーションがついてしまっておかしいことになってしまうので、そこは自分に歯止めを利かせて、なるべく同じ音程で同じような間隔でずっと言うようにしています。 |
■ >> 夏のイベントを通して変わったメンバーのフォーメーション ※次のページに続きます |
アップアップガールズ(仮) |
左から新井愛瞳、佐藤綾乃、森咲樹、仙石みなみ、佐保明梨、関根梓、古川小夏 |
アップアップガールズ(仮)公式サイト http://www.upupgirlskakkokari.com/ |
■アップアップガールズ(仮)1stライブハウスツアー アプガ第二章(仮)開戦 9月16日(月・祝)赤坂BLITZ 2回公演(1回目14:00/2回目18:00) 〜赤坂決戦〜 東京・赤坂BLITZ |
■リリース情報
アップアップガールズ(仮) 両A面シングル 「SAMURAI GIRLS/ワイドルセブン」 発売日: 2013年9月4日(水) 品番: TPRC-0053 価格: \1,000(税込) 収録楽曲: 1、SAMURAI GIRLS 作詞・作曲・編曲:michitomo 2、ワイドルセブン 作詞:オノダヒロユキ 作曲・編曲:mochilon 3、SAMURAI GIRLS(Instrumental) 4、ワイドルセブン(Instrumental) |
【DVD】 アップアップガールズ(仮) THE DVD 〜ミニMV集 おまけつき〜
発売日: 2013年8月28日(水) 品番: TPRD-0006 価格: \1,800(税込) 収録楽曲: 1、アップアップタイフーン(Music Video) 2、アッパーカット!(Music Video) 3、アップアップタイフーン(↑↑アゲテケVer.) 4、アッパーカット(Dance Shot Ver.) 5、SAKURA DRIVE(late spring Ver.) 6、アップアップタイフーン/アッパーカット!MV撮影に密着! 収録分数:約56分 |
DVD「アップアップガールズ(仮) 3rd LIVE横浜BLITZ大決戦(仮) (2枚組)」
発売日:2013年7月31日(水) 品番:TPRD-0005 価格:\6,000(税込) <収録楽曲> 1. あの坂の上まで、 2. イチバンガールズ! 3. マーブルヒーロー 4. SAKURA DRIVE 5. メチャキュン?サマー( ´ ▽ ` )ノ 6. カッコつけていいでしょ! 7. バレバレI LOVE YOU 8. 夕立ち!スルー・ザ・レインボー 9. ナチュラルボーン・アイドル 10. リスペクトーキョー 11. サバイバルガールズ 12. shooting star 13. チョッパー☆チョッパー 14. UPPER ROCK 15. お願い魅惑のターゲット 16. アッパーカット! 17. End Of The Season 18. Next Stage 19. ストレラ!〜Straight Up!〜 20. サイリウム |
■過去の特集 |
アップアップガールズ(仮)メンバー紹介 @メンバーカラー A愛称 B生年月日 C出身地 D子供の頃に憧れていたアイドル(敬称略) |
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仙石みなみ |
古川小夏 |
森咲樹 |
関根梓 |
@赤 Aみーこ B1991年4月30日 C宮城県 Dモーニング娘。の石川梨華 |
@ピンク Aこなっちゃん B1992年6月5日 C神奈川県 Dモーニング娘。の後藤真希、安倍なつみ、高橋愛 |
@Green Aもりてぃー B1993年10月12日 C神奈川県 Dモーニング娘。の安倍なつみ |
@オレンジ Aせっきー B1996年6月14日 C長野県 Dモーニング娘。の新垣里沙 |
新井愛瞳 |
佐藤綾乃 |
佐保明梨 |
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@青 Aまぁな B1997年11月19日 C群馬県 Dミニモニ |
@紫 Aあやのん B1995年1月7日 C神奈川県 Dモーニング娘。の高橋愛 |
@黄色 Aあかり B1995年6月8日 C東京都 D松浦亜弥 |
■アップアップガールズ(仮)のニュース記事一覧
取材・文/有本和貴(BIGLOBE MUSIC)
写真撮影/大井恵介(嫁コレアイドルプロデューサー)