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【サッカー】

ラモスジャパン 決勝T王手 強敵パラグアイ倒す

2013年9月22日 紙面から

◇ビーチサッカーW杯 日本3−1パラグアイ

パラグアイ戦の終盤、ベンチから熱く指示を送るラモス瑠偉監督=タヒチ・パペーテで(長野記子撮影)

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 【パペーテ(タヒチ)長野記子】ビーチサッカーW杯タヒチ大会は20日(日本時間21日)、1次リーグ第2戦の4試合を行い、D組の日本は南米予選でブラジルを破った強豪・パラグアイに3−1で快勝した。第1戦は前回大会覇者のロシアに敗れたが、この勝利で1勝1敗の五分。22日(日本時間23日)に対戦するコートジボワールに勝つか、引き分けでもパラグアイがロシアに敗れれば、2大会ぶりの決勝トーナメント進出が決まる。

 すさまじい勝利への執念だった。初戦のコートジボワール戦で今大会最多の10得点を挙げたパラグアイを、攻守の切り替えの早さで圧倒。過去6戦1勝5敗の苦手・パラグアイを3−1で破り、大会初勝利。日本が2大会ぶり決勝トーナメント進出に近づいた。

 「負けたら終わりのプレッシャーの中、南米(予選)2位に勝ったのはすごいこと」と、ラモス監督が絶賛した勝利の立役者は、茂怜羅オズ主将だ。

 7日の親善試合のスイス戦(お台場)で右足を痛め、完治しないまま強行出場した主将が期待に応えた。1−0の第1ピリオド8分だ。痛む右足のFK。GKの手前でワンバウンドさせる技ありのシュートが、自身W杯初得点となった。守っても、第1ピリオド終了間際、相手FKのこぼれ球を体で防ぐなど、ラモス監督から背番号10、主将を託された男の攻守にわたる活躍が勝利をもたらした。

 ブラジル出身の27歳は、2007年の来日直後から日本に魅了され、ブラジル代表、ポルトガル代表の誘いを断って、昨年12月に日本国籍を取得。「日の丸をつけて世界と戦うのが夢だった。なでしこも女子W杯で世界一になり注目された。ビーチサッカーのプロリーグを日本に作りたい。そのために、W杯で優勝する」と流ちょうな日本語で夢を語る。

 次戦のコートジボワール戦に勝てば、決勝トーナメント進出が決まる。「次に勝たないと、意味がない。難しい試合になると思うが、簡単に私たちは倒されない」とラモス監督。2大会ぶり決勝トーナメント進出へ、確かな手応えを感じている。

 

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