嵐万感　最後の国立　来年の開催地立候補募る！？

　嵐が２１日、東京・国立競技場でライブイベント「アラフェス」を開催した。０８年から６年連続でコンサートを開いているが、２０２０年の東京五輪に備えて来年から改修工事が始まるため、現在の国立競技場ではこれが最後のコンサートとなる。櫻井翔（３１）は「国立とファンへ、６年分の感謝です」と万感の思いを口にした。

　コンサートは１年に一組のアーティストだけという原則がある国立に６年連続で登場した。二宮和也（３０）は「小学校１年から６年まで上がって、卒業式だよね。感慨深い」としんみり。櫻井は「０８年は最初で最後だと思ったから５人で写真を撮り合っていた。ここに立てることがいまだに信じられない」と振り返り、「恋愛でいうところの“国立の最後の人”になるんだね」とうれしそうに笑った。

　東京五輪のメーン会場となる新国立競技場は１９年に完成予定。「ニュースで国立の俯瞰（ふかん）映像が流れて、ホームグラウンドのような誇らしい気持ちになった」という櫻井は「僕らにとっても聖地。７年後、どんな形かわからないけど、近くで見守ることができたら」と展望を語った。

　そんな思いを込めて、「Ｒｅ（ｍａｒｋ）ａｂｌｅ」では聖火台に灯をともし、語りのパートを「１９６４年、ここで東京五輪が開催されました」とアレンジして五輪への思いを増幅させた。

　夏の風物詩となった野外コンサート、来年からはどうするか。二宮は「やめたくはない。『私の県に嵐を呼びたい』というところを募集中です」と、五輪のように開催地の立候補を呼びかけた。

　客席も「祝・東京五輪」ムード。水泳の北島康介（３１）と入江陵介（２３）、柔道の野村忠宏（３８）、重量挙げの三宅宏実（２７）、体操の田中理恵（２６）ら五輪経験アスリートが集結。ＭＣで櫻井は「ＪＯＣの竹田会長にも来ていただいております」と、日本オリンピック委員会・竹田恒和会長（６５）を紹介した。

　昨年初開催のアラフェスは、ファンのリクエストをもとに３０曲超のセットリストを構成。今年は２９万９６３人の応募があった。各部門の上位５曲は以下の通り。

　【シングル曲】（１）Ｅｎｄｌｅｓｓ　Ｇａｍｅ（２）Ｂｒｅａｔｈｌｅｓｓ（３）ｔｒｕｔｈ（４）ワイルド　アット　ハート（５）Ｆａｃｅ　Ｄｏｗｎ

　【アルバムオリジナル曲】（１）Ｌｏｖｅ　Ｓｉｔｕａｔｉｏｎ（２）Ｗｅｌｃｏｍｅ　ｔｏ　ｏｕｒ　ｐａｒｔｙ（３）５×１０（４）エナジーソング〜絶好調超！！！！〜（５）Ｕｐ　ｔｏ　ｙｏｕ

　【カップリング曲】（１）Ｓｔｉｌｌ…（２）ファイトソング（３）ｓｅａｓｏｎ（４）時計じかけのアンブレラ（５）僕が僕のすべて