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◆巨人4―7広島(21日・東京ドーム) 優勝へのマジック「1」の巨人が広島に敗れ、2位・阪神がヤクルトと延長12回の末に引き分けたため、優勝決定は22日以降に持ち越した。試合直前に阿部が背中の違和感で出場を回避する中、先発の杉内が3被弾するなど6回7失点でKO。打線は前田健を打ちあぐね15勝目を献上した。22日は菅野が先発、今度こそリーグ連覇を決める。
予期せぬ事態が起こった。試合開始直前、阿部の名前が電光掲示板から消えた。マスクをかぶってグラウンドに姿を見せたのは井野だった。スタンド全体がどよめいた。
引き分け以上で優勝が決まる大一番。東京Dは、試合前から異様な熱気に包まれていたが、舞台裏では阿部が背中に異変を感じていた。原監督が「僕の耳に(一報が)入ったのは(試合開始)10分前くらいだったかな」と明かしたほどの緊急事態だった。午後5時54分、指揮官は広島・野村監督とメンバー交換を行った。用紙には「3番・阿部」と記入したままで、阿部と井野を交代する旨を説明した。
キャプテンは試合前のフリー打撃や守備練習では普段通りにメニューをこなしていた。「何とか今日、決めたいね」と意気込んでいた。試合途中に都内の病院で検査を受け、「右脇腹から背中にかけての帯状疱疹(ほうしん)」と診断された。病院から東京Dへ戻ってきた主将は「朝は何もなかった。初めて(の症状)だね。痛かったです」と説明。22日の出場に関しては「神様に聞いてください」と言葉を濁した。
突然の大黒柱欠場で、ナインにも動揺が走った。2番手捕手の実松も16日の広島戦前(マツダ)に左脇腹痛で離脱していた。今季9試合で4打数無安打の井野を「3番・捕手」に置く中でプレーボール。初めてバッテリーを組んだ杉内も、呼吸が合わなかったのか、3被弾を含む6回7失点でKOされた。打線は15日に7回無失点に抑えられた前田健に、再び6回1安打無得点に封じられた。
デーゲームの2位・阪神が敗れれば、その時点でリーグ連覇が決まっていた。ロッカールームではテレビ中継が流れていたが、阿部は「自力で決めたいから」と話していた。全体ミーティングでは原監督が「みんなの頑張りでマジック1になりました。非常に分かりやすい数字です。今日は思う存分戦ってください。さあ行くぞ!」と気合を入れたが、一方的な試合展開となった。
試合後、指揮官は阿部の状態について「(明日の)状況を見てと言うこと」と説明したが、井野の登録を抹消し、加藤を1軍に上げることが決まった。慎之助抜きで戦う可能性もあるが、「長丁場の中でマジック1を迎えているわけだから、ジタバタするところではない」と仕切り直しを強調。今こそチーム一丸で戦い、ゴールへ向かう時だ。
(2013年9月22日06時05分 スポーツ報知)
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