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公募校長、不祥事釈明…市教委発表と食い違いも大阪市立小中学校の民間人校長3人に関する不祥事疑惑が市議会で指摘された問題で、3人の校長が20日、それぞれ読売新聞の取材に応じ、事実関係などを説明した。このうち、セクハラや勤務時間中の「中抜け」が疑われた校長2人は「セクハラ行為はしていない」「公務で学校外に出た」などと主張した。 市教委は19日、3人の校長について〈1〉女性教職員に「なぜ結婚しないの」「なぜ子どもをつくらないの」と質問した〈2〉3回にわたり、必要な手続きを取らず長時間外出した〈3〉教頭と問答の末、教頭が土下座して謝った――などの問題があったと発表した。 これに対し、〈1〉の西成区の男性校長(59)は、「全教員と個人面談した際、『結婚してますか』『お子さんはいますか』など個人的な質問もしたが、一緒に働くにはお互いを知りたいと思ったから」と説明。一部の教員から「人権侵害だ」と抗議され、6月の職員会議で謝罪したといい、「不快にさせたなら申し訳ないが、男女に関係なく聞いており、セクハラの意図はなかった」と話した。 〈2〉の鶴見区の男性校長(57)は、指摘された3回の外出について、大学やNPOの関係者、放送作家に会うために所定の手続きを取らずに校外に出たことは認めたものの、「いずれも学校運営のために必要な公務だった」とした。うち4月の外出は全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の実施日だったが、「就任後すぐで行事を把握しておらず、大学関係者との約束を入れてしまった」といい、後の2回は、校内で意見交換した相手と外出し、昼食を取っていたという。 一方、〈3〉の生野区の男性校長(37)は、教頭が土下座する事態を招いたことについて、「教頭に思い詰めた行動をさせてしまった。私の言動に問題があり、反省している」と話した。7月上旬、校長室で教頭と押し問答の末、「自分が間違ったことをした時は謝ってきたでしょう」と述べたところ、教頭が自ら土下座をしたという。 一方、市教委はこれらの問題を7月に把握していたが、「民間人校長と学校現場の摩擦の一つ」ととらえ、問題視しなかった。しかし、市議会で質問されることになり、今月18日に急きょ調査を開始したという。 市教委は20日、読売新聞の取材に「把握した時点で事案の詳細を詳しく聞き取るべきだった」としている。 (2013年9月20日 読売新聞)
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