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◆大相撲秋場所7日目 ○稀勢の里(押し出し)妙義龍●(21日・両国国技館) 大関・稀勢の里が、関脇・妙義龍を押し出しで退けて1敗をキープした。綱取り初挑戦となった先場所は失敗に終わったが、白星を重ねて悲願の初優勝を果たし、再び横綱昇進への足掛かりを作る。横綱・白鵬は西前頭3枚目・千代大龍を寄せつけずに、唯一の全勝を守った。1敗で稀勢の里、鶴竜の両大関と平幕の嘉風が追う。
慌てなかった。稀勢の里は、妙義龍の当たりに体を起こされて左を差された。「相手が鋭くきた。少しビックリした」。だが、強烈な左のおっつけで相手の体勢を崩し、落ち着いて押し出した。終わってみれば4秒6の相撲で1敗をキープ。それでも「勝つことが一番だが、反省することはある」と淡々としていた。
綱取り初挑戦の先場所は7日目までに3敗。千秋楽にも琴奨菊に完敗して夢は振り出しに戻った。大きな重圧がかかり、稀勢の里は「場所前も緊張していたし、取組でも硬くなっていた。それでは勝てない。その時は大したことないと思ったけど、いま考えると違った」と振り返る。たどり着いたのは「無心」。先場所のVTRを見返し悔しさをかみしめつつ、今場所前は普段通りの稽古を心掛け、平常心を保った。
初挑戦は失敗に終わったが、98年名古屋の3代目・若乃花以来の日本人新横綱の誕生へ、稀勢の里にかかる期待は大きい。それだけに横綱の先輩も檄を飛ばした。大関を5場所で通過した元横綱・北勝海の八角親方は「まずは優勝。そうなれば持つ自信の大きさが違う」と初賜杯をノルマに課した。さらに「取りこぼしをなくして横綱、大関に分が良くならないと。そのためには横綱、大関陣と積極的に稽古をして苦手をつぶすことだ」と助言した。
この日の内容に関して北の湖理事長は「立ち合いが良かった。圧力がかかっていた」と評価した。「体の感じはいい。あとは集中して結果がついてくればいい」と視線を先に向けた稀勢の里。「先場所はいい経験ができた。生かしていきたい」という言葉をむなしく響かせないためにも、白星を重ね横綱をピタリ追走する。
(2013年9月22日06時02分 スポーツ報知)
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