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松山の「感覚」を藤田が絶賛
2013年09月21日 16時00分

 国内男子ツアー「ANAオープン」2日目(20日、札幌GC輪厚C=パー72)、松山英樹(21=東北福祉大4年)は5アンダーの通算10位に浮上した。同組でプレーした昨季の賞金王で通算8アンダー3位につける藤田寛之(44=葛城GC)は松山の強さの“秘密”を解き明かした。

 

 松山はティーショットが不安定ながらも上位に進出。藤田は「あれでショットの調子が良くなったらどれだけスコアを伸ばすんでしょうね」とあきれるほど、怪物の能力を絶賛し、その強さの理由について「スイングの形よりも、感覚を重視しているから」と指摘した。

 

 藤田によると、松山にはいいスイングができれば思い通りにボールを飛ばせるという考えがある中、スイング中に右手を離すことが多い。決して“基本形”とは言えないが「スイング中につかまり過ぎると感じて(わざと手を離し)調整しているだけなんでミスにはならない」と解説した。

 

 実際に、世界トップは松山のようにスイングの形にこだわらない感覚重視派が多いという。藤田はタイガー・ウッズ(37=米国)、バッバ・ワトソン(34=米国)、セルヒオ・ガルシア(33=スペイン)の名を挙げ「海外メジャーのように難しいセッティングになるほど、球筋を打ち分ける感覚が求められる。考え方の違いもあるけど、ボクは感覚重視の方が1ランク上のゴルフと思う」。

 

 もちろん松山と世界のトップを比べれば、まだまだ粗削りな部分も多いが「そこにまだ強くなる伸びしろを感じる」(藤田)。これからも進化を続けそうな怪物。今大会でも優勝争いに浮上するはずだ。





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