【ニューヨーク２０日（日本時間２１日）発】ヤンキースの通算２５５勝左腕、アンディ・ペティット投手（４１）が今季限りでの引退を発表。会見では「応援してくれたファンに私がユニホームを着ている間に引退を伝え、感謝したかった。すべてをフィールドでやり切った。今が去るときだと思った」とすっきりした表情で語った。

　１９９５年にメジャーデビューし、９６年には２１勝を挙げヤ軍の１８年ぶりの世界一に貢献。９８年からの３連覇もエースとして活躍した。２００４年にアストロズへ移籍して３年間プレーし、０７年にヤ軍に復帰。１０年には１度引退したが、昨年に現役復帰した。

　昨季からともに先発ローテーションを守ってきた黒田博樹投手（３８）は「１か月ぐらい前にそれらしきことを言われてたけど、現実になるとは思ってなかったので、昨日飛行機の中で聞いたときはすごい寂しい感じがした。年齢も近くて野球に対する姿勢、取り組み方はすごく勉強になった」としみじみ話した。

　ペティットの引退でヤ軍黄金時代のメンバーで来季も現役でプレー予定なのはジーターだけになった。