2013.9.22 05:08(3/3ページ)

マー君26連勝!33年ぶりシーズン22勝

楽天先発の田中=札幌ドーム(撮影・高橋茂夫)

楽天先発の田中=札幌ドーム(撮影・高橋茂夫)【拡大】

 マジック6。最短でのV決定は24日だ。待っていても優勝、というところまで来た。チームはこの日から敵地で10試合を戦う。仙台での胴上げを望む声もあるが、田中はきっぱり否定した。「仙台から離れるけれど、(優勝の可能性を)持って帰ってきてはだめ」。ペナントは待つのではなく、奪うもの。敵地から仙台に歓喜の瞬間を届ける決意を固めている。

 「先制されたし、安心はしていなかったけど、まあまあ良かったよ。目標がある方が勝ちよる」

 星野監督は日本ハムとの“差”を強調した。動向しだいでは、田中の次回登板となる27日のロッテ戦(QVCマリン)か29日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で胴上げの可能性もある。「優勝を争って投げる中で、1イニングでも多く投げれば勝つ可能性は高くなる」と田中。満塁神話は崩れても、連勝街道は確実にゴールへとつながっている。(広岡浩二)

岩隈の球団記録抜いた

〔1〕楽天・田中が今季22勝目(0敗)。シーズン22勝は2008年に岩隈久志が挙げた21勝を抜く球団新記録。球界では1980年の日本ハム・木田勇以来33年ぶり。
〔2〕シーズン22連勝(開幕から)、昨年からの連続シーズン26連勝はともに自身の持つプロ野球記録を更新。6月9日の巨人戦からは登板15試合すべてで勝利。15戦15勝は03年のダイエー・斉藤和巳と並ぶプロ野球記録となった。
〔3〕日本ハム戦は11年9月10日から12連勝。同一カード12連勝以上は、最近では日本ハム・金村暁が04-06年のオリックス戦で15連勝をマーク。過去には西鉄・稲尾和久が56-59年の近鉄戦で22連勝している。

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