優勝マジックを「1」とした巨人が21日、本拠地・東京ドームでナイターの広島戦を迎える。2位・阪神がデーゲームでヤクルトに敗れると、試合前にセ・リーグ連覇が決まるが、もちろん勝って胴上げに臨みたいところ。先発マウンドに立つのは昨季のポストシーズンに登板できなかった杉内俊哉(32)。そんな左腕に対し、原辰徳監督(55)にはある思いがあるという。
大事な一戦を翌日に控えた20日、杉内はジャイアンツ球場でキャッチボール、ランニングなどの調整を行った。練習後は取材に応じ「勝てば優勝ですよね。最初から飛ばしていきたい」と断言。自身の登板に関係なく、デーゲームで阪神がヤクルトに敗れれば優勝は決まるが、それでも「勝って決めたい気持ちはある」とあくまで勝ちにこだわる姿勢を見せた。
昨年の苦い思いも影響している。シーズン終盤に左肩を痛め、結局ポストシーズンは1試合も投げられないまま終了。そのこともあり、今季の開幕前には原監督から「とにかく1年間、無事に投げ通すピッチャーであってほしい」と声をかけられていた。杉内に対し、川口投手総合コーチも「1年間の集大成を見せてくれたら」と、大一番にふさわしい投球を期待している。
指揮官がそこまで杉内を気にかけるのには理由がある。
昨季の杉内は左肩に違和感を訴え8月23日に登録抹消。その後復帰したものの10月5日に再び登録を外れ、そのまま復帰することはなかった。その間、9月22日のヤクルト戦では“二日酔いKO事件”が起きた。
チームは前夜に優勝を決めており、杉内は祝勝会翌日のデーゲームに先発した。だが、コンディションの悪い中での登板は3回途中7失点KO。その後、1試合投げただけで左肩痛を再発させただけに、悪コンディションにもかかわらず起用した原監督は、ずっと心に引っかかっているという。
そんな思いがあるからこそ、今季は6、7回で早めに降板させてきた。それだけでなく「監督は積極的にマウンドに行って、本人の意思を確認するなど、気を配っていた」(球団関係者)と、故障再発には細心の注意を払った。これには杉内も「監督に気を使わせて申し訳ない」と周囲に漏らしている。
指揮官の思いに応えるべく、そして昨季の嫌な思い出を吹っ切るためにも、杉内らしい完璧なピッチングを披露したいところだが…。
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