徳洲会公選法違反:衆院選、運動員へ日当 指示文書に「読後破棄」
毎日新聞 2013年09月19日 西部朝刊
関係者によると、昨年12月4日の衆院選公示日以降、会議は朝と夜に「朝礼」や「終礼」として開かれた。派遣された運動員の活動状況が記載された文書が作成され、訪問先の感触について「300人回って●人が『◎』、●人が『△』」などと報告されたという。会議には筋萎縮性側索硬化症(ALS)で神奈川県鎌倉市の病院に入院している虎雄氏がモニター画面を通じて参加したほか、徳田毅議員ら親族や徳洲会の幹部職員が出席したケースもあったという。
ある徳洲会関係者は「虎雄氏が立候補した2003年の衆院選から職員を欠勤扱いにして選挙運動に参加させていた。虎雄氏ら上層部が運動員の成果を評価し、優秀な職員は選挙の度に動員がかかったようだ」と証言した。【近松仁太郎、島田信幸】