できごと【堺市長選】「都構想、はっきり分からん」 両陣営のイメージ戦略に有権者戸惑い+(1/3ページ)(2013.9.21 23:18

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できごと

【堺市長選】
「都構想、はっきり分からん」 両陣営のイメージ戦略に有権者戸惑い

2013.9.21 23:18 (1/3ページ)

 堺市の大阪都構想参画の是非が最大の争点となる堺市長選で、無所属現職の竹山修身氏(63)と、地域政党「大阪維新の会」公認で元堺市議の新人、西林克敏氏(43)の両陣営が、有権者への説明に頭を悩ませている。それぞれデメリットとメリットを強調するため、一万円札が都に吸い込まれるイラストを駆使したり、都による五輪招致の可能性を掲げたりとイメージ戦略を展開するが、市民の間では「何を信じたらいいのか分からない」と戸惑いも広がる。投開票日は1週間後に迫るが、有権者への浸透度は未知数だ。

 反都構想PRビラ

 竹山氏陣営が反都構想PRの“武器”として用意した選挙用ビラ。「堺市」から「大阪都」へ向かう矢印の周囲を一万円札が舞い、「市の税収1300億円のうち460億円が都に吸収される」と注釈がある。

 裏面では、堺市の将来像について「政令指定都市として発展していくとき」と「大阪都に組み込まれ、消滅し、特別区に再編されるとき」の2パターンを提示。前者には「子ども医療費助成を継続」などと竹山氏の公約を並べ、後者には「堺のことが堺で決められない」と記している。

 「市民にとってお金、税金は関心事。都構想の問題点を効果的に伝えられる」(陣営関係者)。ビラは持ち帰り用として選挙事務所の入り口に積まれ、21日の街頭演説でも配られた。

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