福島から何も出すなと朝日新聞に書いてあるけど、ミスリードするもの。
青山繁晴
・・・順調に行けば、あと１年半の間に、８５０を超えてるタンクの水は全部、放射性物質を除去できることになるわけです。
９月から、本格稼働がやっとできる。
試運転から半年かけて、ようやくできる状況になってる。
従って地下水じゃない、本物の汚染水の方は、これをやる。
しかし１つ大きなテーマがあり、全部は除去できない。
１つだけ残るんです。その１つは何かというと、これです。
村西利恵
「トリチウム（三重水素）だけは除去できない」
青山繁晴
このトリチウムは、放射線を出します。
今このスタジオにも降り注いでいて、トリチウムというのは放射線の種類も含めて、人体だけじゃなくて、魚介類などにもほとんど蓄積しません。
害がほとんどなくて自然界にあるままです。
ほとんど水の状態で存在してますから、たとえば水飲んでらっしゃいますか？ あの水道水だったら、間違いなくトリチウムは含まれています。
村西利恵
伝えられない“世界の常識”。
それは、トリチウムは、通常運転している世界の原発や核施設から、今も、放出されている
青山繁晴
そうです。だから海に出すだけでいけないと、福島から何も出すなってことを、たとえば朝日新聞によく書いてあるけども、それは、ミスリードするものなんです。
（韓国は）トリチウムを、日本の１００万倍、海に出したりしてるわけです。
だから、ほんとは韓国は、さっき言ったような話は全部承知してるわけです。
日本が堂々と真っ正直にやったら、韓国のこの妙な、嫌がらせのような行動も終わり、韓国にとっての不利益もそれで終わるわけです。
もう一回申しますが、敗戦後の日本の社会は正直に言うことを避けて、なるべく丸く丸く収まるように、戦争に負けちゃったんだし丸く丸く収まるようにやってきたの、が今汚染水として象徴で表れてると思います。
だから、汚染水をむしろ逆手に取って、今までの私たちを見直すきっかけにしていただければと思います。
http://www.geocities.jp/tankou_2008/1952725.html