逮捕の警部 飲食は情報への見返りか

9月21日 19時52分

愛知県警察本部の警部が警察のシステムを使って調べた個人情報を暴力団関係者に漏らしたとして逮捕された事件で警部は暴力団関係者が実質的に経営する飲食店を客としてたびたび訪れていたことが警察などへの取材で分かりました。店側が料金を請求しないこともあったということで警察は情報に対する見返りではなかったか調べています。

愛知県警察本部の警部で捜査１課に所属する倉木勝典容疑者（５５）は去年８月、暴力団関係者から頼まれて警察の情報管理システムを使って調べた個人情報を漏らしたとして地方公務員法違反の疑いで逮捕されました。
依頼した暴力団関係者は名古屋市の繁華街などで風俗店や飲食店のグループを実質的に経営していて警察などによりますと倉木警部が客としてたびたび飲食店を訪れることがあったということです。
その際、店側が料金を一般の客より安くしていたほか、請求しないこともあったということです。
警察は情報の漏えいに対する見返りではなかったか調べを進めています。