ヤフーを提訴した男性の悪循環
2013年09月21日 16時00分
大手検索サイト「ヤフー」で自分の名前を検索すると、過去に逮捕された記事が表示され、名誉を傷つけられたとして40代男性が同社を訴えている。男性は表示の差し止めと慰謝料1100万円の損害賠償を請求。同姓同名の別人が迷惑を被ったと訴えるケースならありえそうだが、これは認められるのか。
男性は昨年、京都府迷惑行為防止条例違反容疑で逮捕され、すでに執行猶予付きの判決が確定。しかし、現在でも自分の名前を検索すると、逮捕を報じる記事がいろいろなサイトなどで表示されるという。男性側は「罪を反省して社会復帰を考えたが、検索結果によって逮捕歴が分かってしまう。判決確定後に逮捕歴が検索結果として表示されるのは名誉毀損」と主張している。
ネットに詳しい関係者は「報道機関がネットで公開している記事は時間がたつと削除されますが、転載されたものについては残ります。これらは『まとめサイト』と呼ばれ、多くの閲覧者がおり、ネットにおける影響力は大きい」と話す。検索サイトで表示されるのも、これらまとめサイトのアドレスだ。
報道目的の場合、名誉毀損にはならないが、まとめサイトの場合、公共・公益のためとはいえず、削除等の訴えが認められやすい。もっとも今回のケースはまとめサイトを訴えたのではなく、まとめサイトを検索結果として表示するヤフーを訴えているところがややこしい。
まとめサイトに対応するより検索サイトで表示されないようにした方が早いという狙いだが、ヤフーは争う姿勢。このニュースが広がると、さっそくネットでは該当事件が特定され、むしろクローズアップされる事態に。事件記事を転載したまとめサイトは膨大な数にのぼる。訴訟によってさらに名前が広がる悪循環になっている。
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