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運輸安全委 レール幅基準超が脱線原因か
9月21日 19時16分

19日、北海道七飯町のJR函館線で貨物列車が脱線した事故で国の運輸安全委員会は2日にわたる調査の結果、現場付近のレールの幅がJR北海道の社内基準を超えて広がっていたことを明らかにしたうえで脱線の原因になった可能性があるとの見方を示しました。

北海道七飯町のJR函館線の大沼駅付近で19日、18両編成の貨物列車のうち貨物車4両が脱線しました。
国の運輸安全委員会の事故調査官2人が20日から現地調査に入り、脱線が始まったのはレールを切り替えるポイント部分から20メートルほど手前とほぼ特定したうえで、21日朝はこの付近のレールを中心に詳しく調査を行いました。
調査のあと赤坂幸広事故調査官は現場周辺のレールの幅がJR北海道の基準を超えて広がっていて、特に脱線が始まったとみられる付近で幅の広がりが大きかったことを明らかにしました。
そのうえで「事故原因の1つの可能性として考えたい。レールの幅が広がったことで脱線することはありえる」という見方を示しました。
一方、現場近くのポイント部分や脱線した車両そのものには、著しい異常は見当たらなかったということです。
運輸安全委員会では、この区間の保線に関するJR北海道の記録などと照らし合わせながら、レールに異常がなかったかどうかを含め原因の究明を進めることにしています。

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