彼氏がいようといまいと、ビッチだろうと喪女だろうと、どんな女性のもとにも“独り寝”の夜はあります。丸ごと自分だけに使える貴重な時間、ぼやぼや過ごすのはもったいない。オナニー(ONN)、妄想、オトナのオモチャ……明日の、そして未来のエロライフに繋がる“攻め”の独り寝を、独り寝ニスト&バイブコレクターの桃子が提案します。
ココもアソコも鍛えるよ〜 Photo by Jenn and Tony Bot from Flickr
中高時代、某球技部に入っていた私は、髪はずーっとショートヘア、私服はジーンズばかりという、典型的な田舎のスポーツ少女でした。いまでも身体を動かすのは好きで、デートや友だちとの食事の予定がない夜は、ジムに行くのが定番です。といっても日ごろの不摂生が祟って、なかなか痩せませんが……。一度、挑戦したいと思っているのは、バーベルを使った筋トレのレッスン。レッスン場の外から覗くと、参加者の3分の2以上が女性なんです。すごくストイックな世界ですが、いくつになってもしなやかで引き締まった肉体を維持しようとする姿勢は尊敬に値します。
そんなハードな筋トレに自分がついていけるとは思えず、いつまでも参加を躊躇している次第ですが、そんな私にもずーっと続けている筋トレがあります。もうおわかりですね、「膣トレ」です。スキンケア、ボディケア、ヘアケア、そして膣トレ……というレベルにまでなっているかどうかはわかりませんが、エロ意識の高い女性のあいだでは、もうすっかり浸透しているのではないでしょうか。
膣トレ用グッズにも素敵なものがありますが、それは追ってお話しします。というのも、私はそれを週末のスペシャルケアとして使っていて、ふだんはグッズを使わないトレーニングをしているからです。私の方法は、
①肩幅ぐらいに脚を開く
②おしりの穴をキュッと締めつつ、頭の頂点に引っ張り上げるようにして膣をすぼめる
③5秒ほどその状態をキープする
④フーッと息を吐いて、力を抜く
というもので、これを何度か繰り返します。わざわざ時間を割くのではなく、通勤電車のなかとか、信号待ちのときとか、ちょっとした隙を見つけてやるようにしています。
この話を女友だちにしたところ「桃子はそんなに緩いの?」と眉をひそめられました。「アソコの締まりが悪い→膣トレをする」というイメージなんですね。緩い=女としてダメという先入観もあるのでしょう。好きな彼氏のためにせっせとアソコを鍛えるオンナ……う~ん、健気なのかもしれませんが、滑稽でもありますね。ネットの世界ではよく「生体オナホ」という語句を見かけます。その響きに毎度ゾワッとしますが、そんな心持ちで膣トレをしている女性は、まさに自ら「生体オナホ」になろうとしているように見えます。「そうじゃなくて、自分のためだよ」といってはみたものの……、
「尿漏れにも効くんだよ」「ウチらまだそんな年齢じゃないし(苦笑)」
「インナーマッスルが鍛えられるから」「ジム行けばいいじゃん(失笑)」
と、すれ違いっぱなしの会話に疲れ、話題を変えました。
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