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国際
【緯度経度】ソウル・黒田勝弘 朝鮮半島は新・三国時代へ
韓国で自由と民主主義を満喫(?)している知識人や政治家などで、北朝鮮を擁護したり、たたえたりする者が結構いる。
みんな平等という社会主義理想国家を目指しているからとか、米国相手によくがんばっているという民族主義的心情からとか、だいたいイデオロギー的な観点が多い。
同じ民族としての「同情」もある。
最近の総選挙でも、野党陣営には親・北朝鮮的な人物がかなりいた。そんな“親北風景”に保守派はイラ立つ。
韓国のタクシー運転手はベテラン政治評論家だ。選挙となると口数が増える。タクシー運転手は野党支持が多いが、先日、珍しく保守派の与党系に出くわし、ひとしきり“親・北朝鮮派”批判を聞かされた。
彼は「そんなに北がよければ北に住めばいい」「北に送るべきだ」という。ここまではよく耳にするが、後が面白い。「いや、政府がカネを付けて送り出せばいい。現金付きだから北も喜んで受け入れるだろうから…」と。
ところで今回の総選挙で北朝鮮関係の国会議員が誕生し話題になっている。与党セヌリ党では、1990年代の脱北者で金日成総合大教授出身として話題になった趙明哲氏(58)、野党・民主統合党では女性の林秀卿氏(43)だ。
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