楽天先発の田中=札幌ドーム(撮影・高橋茂夫)【拡大】
(パ・リーグ、楽天-日本ハム、21回戦、21日、札幌ドーム)楽天のエース田中は、自身が持つプロ野球記録の更新(開幕22連勝と自身26連勝)をかけ、日本ハムの吉川と投げ合う。チームはリーグ初優勝へのマジックナンバーを「7」としている。
田中は一回、二ゴロ、一邪飛、二ゴロの3者凡退に抑えた。二回は大谷から空振りの三振を奪うなど、またも3者凡退。
三回は先頭の佐藤に四球を与えるなど、二死満塁のピンチを招くと、陽岱鋼にショートへの適時内野安打を打たれ1失点。続くアブレイユは投ゴロに抑えた。
楽天は四回、無死二、三塁からジョーンズが三ゴロ。三走の藤田が飛び出し挟まれたが、小谷野の悪送球で生還し同点に。さらに一死二、三塁から枡田が右前へ適時打を放ち、この回2点を奪って勝ち越しに成功した。
田中は四回、3者凡退に抑えた。五回は二死から西川に中前打を打たれたが、続く鶴岡を三振に抑えた。六回はアブレイユから三振を奪うなど3者凡退。
楽天は七回、先頭の枡田がセンターへ二塁打を放つと、続く松井の犠打で一死三塁とチャンスを広げた。続く嶋は左飛に倒れたが、佐藤がホームへ悪送球。その間に枡田が生還し追加点を挙げた。
田中は七回も3者凡退に抑えた。八回、先頭の中島に左前打を打たれると、二盗を決められるなど一死二塁のピンチを招いたが、後続を抑えた。
楽天は九回、無死一、二塁から嶋の犠打を矢貫が一塁へ悪送球。その間に二走の森山が生還。さらに一、三塁から聖沢が中前適時打。続く岡島が四球で無死満塁にすると、藤田が右前適時打、続く銀次が左犠飛でこの回4点を奪った。