部下の女性にセクハラ行為をしたとして減給10分の1(1カ月)の懲戒処分を受けた大阪市東成区の森伸人区長(54)が20日、市議会財政総務委員会で「市政、区政に対する信用を失墜させたことについて深く反省している」と謝罪した。(23面参照)
森区長は昨年8月に公募で民間から登用。市によると同年10月〜12月、職場の懇親会の帰りに酔って意識のはっきりしない女性職員を介抱しようと長時間にわたり背中や腹部に手を当てた。また職場内でも「今から昼下がりの情事に行く」などと発言しており、女性職員が市に被害を申し出ていた。
同委員会で、森区長は女性職員に触れたことについて「急性アルコール中毒になるのでないかと手を当てた」とし、職場内での発言も「職員と冗談を言い合う状況の続き」などと釈明した。
公明党の明石直樹議員は「(セクハラで)職員のモチベーションは下がり、大きな溝ができた。自ら襟を正して、辞職するべきではないか」と指摘したが、森区長は2016年度末までの任期を全うする考えを示した。
橋下徹市長は同委員会で「東成区長がやったことは決して許されることではないが、最終的には(任命権者の)僕自身の責任。僕のマネジメントにもう一度チャンスを与えてほしい」と説明。明石議員は「市長の肝いりで任命された公募区長だからこそ、甘い判断ではだめだ」と詰め寄ったが、橋下市長は「もう一度、(森)区長に頑張ってもらいたい」と譲らなかった。
1 | 大阪市3局長を公募 橋下市長「制度、間違っていない」 |
2 | 首都圏と双発エンジン 「国家戦略特区」に提案 |
3 | 買い物客らびっくり うめきた広場で突然演奏会 |
4 | 「復刻列車」出発進行! 女優の杏さん号令 |
5 | 市民メディアの全国交流集会 大阪メディフェス2013 |