下村文科相:「コントロール」発言、東電側を批判
毎日新聞 2013年09月19日 19時59分(最終更新 09月19日 23時40分)
下村博文文部科学相(東京オリンピック・パラリンピック担当)は19日、福岡市で開かれた「毎日・世論フォーラム」(毎日新聞社主催)で講演した。東京電力福島第1原発事故をめぐり、安倍晋三首相が「状況はコントロールされている」と述べたことに関連し「同じコントロールという言葉を、後で東電職員が使ったのは非常に迷惑だ」と語り、東電側を批判した。
東電の山下和彦フェローは首相発言後の13日、民主党の会合で汚染水漏れ問題について「コントロールできていないと考えている」と述べていた。下村氏は、首相が「コントロールされている」と発言した意味について「(汚染は)福島第1原発圏内に封じ込められ、東京で水や食料の心配はないという意味だ」と説明した。
【飼手勇介】