ネットで遺族中傷疑い、高1を書類送検 亀岡登校事故
京都府亀岡市で昨年4月、集団登校中の児童らの列に軽乗用車が突っ込み、10人が死傷した事故で、インターネットサイトに遺族の中江美則さん(50)を中傷する書き込みをしたとして、南丹署が、名誉毀損(きそん)容疑で福島県の高校1年の男子生徒(15)を書類送検していたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、書類送検容疑は5月7日ごろ、ネットサイトに作成された「中江美則」と題するページに、中江さんは暴力団関係者などとする書き込みをし、名誉を傷つけた疑い。
中江さんは、事故の犠牲になった松村幸姫さん=当時(26)=の父親。中江さんによると、事故後しばらくして悪質な書き込みがネットで繰り返されるようになった。休んでいた家業の建設業を再開しようとしたが、書き込みが原因で風評が広がり、仕事を得られなかった、という。
中江さんが7月、同署に告訴していた。
【 2013年09月21日 09時09分 】