【NQNニューヨーク=川内資子】20日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に続落し、前日比185ドル46セント安の1万5451ドル09セント(速報値)で終えた。セントルイス連銀のブラード総裁が米量的金融緩和政策に伴う証券購入の縮小を10月にも開始することが可能との認識を示したと伝わった。米金融政策を巡る不透明感が強まり、投資家がひとまず持ち高を調整する目的で株式を売る動きが優勢となった。
米連邦債務の上限引き上げ問題を巡る与野党の主張の対立が目立っていることも投資家心理を冷やした。ダウ平均はじりじりと下げ幅を広げ、この日の安値圏で終えた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落し、同14.65ポイント安の3774.73(同)で終えた。
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