できごと大阪市公募校長制度見直し急務 セクハラやパワハラ…「11分の6」の衝撃 +(2/3ページ)(2013.9.20 22:42

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できごと

大阪市公募校長制度見直し急務 セクハラやパワハラ…「11分の6」の衝撃 

2013.9.20 22:42 (2/3ページ)景気・労働・雇用
公募校長・区長の主なトラブル

公募校長・区長の主なトラブル

 市教委幹部は「いい研修ができたと思っていた」と振り返るが、1人がわずか約3カ月で早期退職し、2人がセクハラ行為などで懲戒処分や厳重注意を受けた。そして今月19日、追い打ちをかけるようにパワハラの疑いなど新たに3人のトラブルが発覚した。

「効果」は早期開示

 市教委によると、校長3人がそれぞれ(1)口論となった教頭に謝罪を求めて教頭が土下座した(2)女性教職員6人に「なんで結婚しないのか」などと質問した(3)出張や時間休の手続きをとらずに数時間外出して中抜けした-とされる。

 (1)の校長は産経新聞の取材に「『土下座しろ』とは言っていないが、土下座するような関係は適切ではない」と反省の言葉を述べた。(2)の校長は「着任直後、家族構成などを確認した際に結婚の有無は聞いたが、『なぜしないのか』などは絶対に言っていない」と反論。一方、(3)の校長は放課後に児童の学習指導を行う学生ボランティアの確保に動くなどしていたといい、「時間休などの手続きを熟知していなかったことはミスだが、仕事の関係で出かけた」と強調した。

 公募への批判が強まる中、市教委は来年の35人着任に向け準備を進める。20日には第2次選考で71人が残ったことを発表した。市教委幹部は「セクハラなどが続いたことで『外部人材は校長としての覚悟がない』と思われている。次の採用では研修の内容を大きく変えないといけない」と厳しい表情で語る。

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