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2013年9月17日(火) 19:10 |
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坂出市「人口土地」模型見つかる
高度成長期の1960年代、坂出市の中心部に、土地を立体的に活用する全国唯一の、「人工土地」が建設されました。 その人工土地の設計などの段階に作られた模型が見つかり、現代建築を知る資料として注目されています。
これが、見つかった人工土地の模型です。 人工土地は、コンクリートの柱の上に新たにコンクリートの地盤を作って町全体を2層にして、土地の有効活用を図るものです。 高度成長の1960年代に坂出市京町で建設が始まり、約20年の歳月を経て約1.2ヘクタールが完成しました。 人工土地は、香川県庁を設計し、た丹下健三の研究室に勤めていた建築家・浅田孝さんらが考案したもので、本来の地盤である下層部には商業施設が、上層部には住宅地が造られました。 建設当時は「空中都市」とも呼ばれ全国から注目を浴びました。 模型は少なくとも2種類造られたと言われていましたが、海外に流出するなどして、これまで国内には無いとされていました。 今回の模型は、先月、人工土地にある集会所に保管されていたのが見つかったもので、17日の人工土地とは大きく異なり、最初に計画された1963年頃に作られたごく初期のものと見られています。 新たに見つかった人工土地の模型は、香川県立ミュージアムで開かれている、丹下健三展で特別展示されています。
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