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【モータースポーツ】【F1】マッサ、跳ね馬シート喪失も円満離別強調 「代わりがキミなら仕方がない」〜12&15番手と不調2013年9月21日 8時42分 第13戦シンガポールGP第1日【マリーナベイサーキット(シンガポール)L・バスコンセロス、柴田久仁夫】F1第13戦シンガポールGPは20日、当地で開幕、今季限りでフェラーリのレギュラーシートを失ったフェリペ・マッサ(32)が残り7戦を全力で戦うと誓った。今季成績は第5戦スペインGP(5月12日決勝)の3位が最高。存在感を発揮できていないが、他のトップチームでレギュラーを獲得するには今後7戦での実力アピールが不可欠。初日フリーは12、15番手発進ながら、今季2回目の表彰台獲得に意欲を燃やしている。トップタイムは1回目がルイス・ハミルトン(28)=メルセデス=で2回目がセバスチャン・ベッテル(26)=レッドブル。 ◇ ◇ ◇ キミ・ライコネン(ロータス)の来季フェラーリ復帰が今月11日に発表され、マッサは8年間も在籍した跳ね馬を今季限りで去ることになった。それでも恨み言は一切なし。シンガポールGPで報道陣に応対したマッサは、“円満離別”を強調した。 「契約が更新されないことはイタリアGPの後の火曜日(10日)に本拠地マラネロのオフィスで知らされたが、ステファノ・ドメニカリ代表はきちんと会談の席を設けてくれて、1対1のフレンドリーな雰囲気の中でなされた。こうなることはある程度シーズン途中から予測していたから、チームに対して怒りの気持ちは全くないよ」とサバサバした表情で打ち明けるマッサ。「結局フェラーリでチャンピオンになる夢はかなわなかったが、チャンピオンになる目標は将来別のチームで達成してみせる」と来季トップチームへの移籍を実現させ、F1ドライバーとしてのキャリアを続行する覚悟を見せた。 前戦イタリアGP(8日決勝)でマッサは「僕以上にフェラーリの仕事をきちんとこなせるドライバーは存在しない」と言い張っていた。しかし代わりにレギュラーになるのが07年王者のライコネンとあって、すぐさま前言を撤回。「十分な経験も実績も持たないドライバーにシートを奪われたなら、文句の一つも言いたくなるが、代わりがキミなら仕方ない。彼は本当に素晴らしいドライバーで過去にチャンピオンにもなっているし、今年も開幕戦で優勝。チームがなぜ彼を獲得したのか、それは僕も理解できる」とチームの決断を尊重した。 とはいえ今季で跳ね馬のレギュラーを追われる以上、マッサも悠然と構えてはいられない。トップチームと変わらぬ戦闘力を誇るロータスはライコネンの離脱でシートが空くが、E・ブリエ代表は現ザウバーのN・ヒュルケンベルグともども実力をじっくり吟味すると公言。同代表を納得させるパフォーマンスが今後求められるからだ。 「シーズンの残り7戦も決して自分のためだけに頑張るわけではないが、僕の将来を決める重要なレースであることは事実。これまで以上に僕のモチベーションは上がっているよ」とマッサ。F1での生き残りをかけたサバイバル戦が、シンガポールから始まる。 PR情報
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