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キノコ、基準3倍超セシウム 富士吉田
食品衛生法の基準値を超える放射性セシウムが検出され、出荷や摂取を制限されている山梨県富士吉田市と富士河口湖町、鳴沢村の野生キノコについて、県は19日、今年度2回目の放射性物質検査の結果、同市のキノコから最大で基準値の3倍を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。県では「今年度中の出荷制限の解除は難しくなった」としている。
県林業振興課によると、基準値を超える放射性セシウムが検出されたのは、検査を行った3市町村の13種17検体のうち、いずれも富士吉田市産のショウゲンジ、ハナイグチ、タマゴタケ、キハツタケの4検体。同法で定められた一般食品の放射性セシウムの基準値は1キロ・グラムあたり100ベクレル以下だが、4検体からは同150~360ベクレルが検出された。
3市町村の野生キノコを巡っては、昨年10月に基準値を超える放射性セシウムが検出され、国から出荷や摂取の制限を求められた。今年8月の検査では、採取できなかった富士河口湖町を除く2市村のキノコは基準値以下だったが、国からはキノコの出荷制限解除の具体的な基準は示されておらず、県では解除の見通しを示していない。
同課は「最低でも50~60検体をまとめて調べ、基準値以下でなければ解除は難しいだろう」としており、「今回の検査で基準値を超えたため、今年度中の解除は難しい」との見解を示した。
(2013年9月20日 読売新聞)
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