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【大リーグ】ダルビッシュが5イニング2失点で13勝目 自己ワースト7四死球も勝った2013年9月21日 紙面から ◇レンジャーズ8−2レイズ【セントピーターズバーグ穐村賢】この時期は結果オーライ、勝てばいいんです!! レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)は19日(日本時間20日)、敵地でのレイズ戦で自己ワーストタイの7四死球ながら5イニングを5安打2失点に抑え、8月12日以来7戦ぶりとなる勝ち星(13勝目)を手に入れた。1回だけで40球を費やし、押し出し四球も献上と散々な滑りだし。その後も三者凡退が一度もないなど本調子には程遠い状態ながら、要所を締めた。ここ数試合、ダルビッシュを援護できなかった打線も4回までに3本塁打を放つなど大量点で援護。レンジャーズがポストシーズン(PS)進出圏内のワイルドカード(WC)2位以上を死守した。 ダルビッシュがまたも制御不能に陥った。1点を先制してもらった直後の1回。2死一塁からひょう変し、突如制球を乱した。4番ロンゴリアに四球を与え、5番ロニーの適時二塁打で同点とされると6番、7番には連続四球で押し出し。独り相撲で味方の援護を簡単にフイにし、「真っすぐも、全部(の球種も)コントロールできてなかった」と不安定な立ち上がりだった。 2回以降も球審の統一感のないストライクゾーンに戸惑うなど、不安を抱えたままのマウンドで毎回走者を背負ったが、それでも併殺などでしのぎ、勝利投手の権利が発生する5回までこぎつけた。「マインドを変えて、この状況でも勝ってみせるという気持ちになった。強い気持ちを持って投げたらああなった」。球数109でまさかの早期降板となったが、結局、失点は1回の2点だけ。打線の早めの逆転劇にも助けられて7戦ぶりの白星も手に入れ、「試合をつくれたので良かった」と笑顔を見せた。 今月4日のアスレチックス戦でも制球難に陥った。マウンド上でイライラを募らせた結果、女房役のピアジンスキー捕手と口論寸前になるなど、メンタル面をコントロールできずに自滅した。 だが、この試合ではその教訓を生かし、「どんなときでも自分の気持ちをコントロールすることが大事と学んだ」と粘り強く、窮地を一つ一つ乗り越えていった。“大人の投球”を見せたダルビッシュに、ワシントン監督も「やるべきときにはやる男。ベストな状態ではない中で、自分ができうることを考え実践した」と評価した。 PS進出争いが佳境に入る中、求められるのは結果。内容はほめられたものではなかったが、「何より勝ったということがチームにとって良かった」とダルビッシュも納得の表情。レギュラーシーズンでの登板は残り2試合、エースの“勝ち”ある仕事でチームを4季連続のPSへ導く。 PR情報
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