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臨時国会に民法改正案提出へ9月20日 14時4分
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谷垣法務大臣は閣議のあとの記者会見で、先に最高裁判所が、両親が結婚しているかどうかで子どもの遺産相続に差を設けている民法の規定について、憲法違反と判断したことを受けて、秋の臨時国会に民法の改正案を提出することを目指す考えを示しました。
最高裁判所は今月4日、結婚していない両親の子ども、いわゆる「婚外子」は、結婚している両親の子どもの半分しか遺産を相続できないとしている民法の規定について、「憲法に違反する」という初めての判断を示しました。
これについて、谷垣法務大臣は閣議のあとの会見で、「どういう手当が必要か鋭意検討している最中だが、現時点では臨時国会に法案を提出することを視野に入れて作業している」と述べ、秋の臨時国会に民法の改正案を提出することを目指す考えを示しました。
一方、与党側には、法改正を急ぐべきだという意見がある一方、自民党内の一部に、「婚外子と嫡出子の相続を平等にすれば、伝統的な家族制度が崩れかねない」と懸念する声もあり、政府は、改正案の提出に向けて調整を急ぐことにしています。
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