Updated: Tokyo  2013/09/21 04:58  |  New York  2013/09/20 15:58  |  London  2013/09/20 20:58
 

9月のユーロ圏消費者信頼感、マイナス14.9-予想ほど改善せず

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  9月20日(ブルームバーグ):ユーロ圏では9月の消費者信頼感指数 がエコノミスト予想ほど改善しなかった。4年目に入った債務危機がもたらした負の遺産の排除に苦戦する域内状況が示された。

欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会が20日発表した9月のユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)はマイナス14.9。前月のマイナス15.6から改善し2011年7月以来の高水準に達したものの、ブルームバーグがまとめたエコノミスト23人の予想中央値 (マイナス14.5)には届かなかった。

金融市場には債務危機発生以降で初めて持続的な落ち着きが見られ、ユーロ圏経済は4-6月(第2四半期)に過去最長のリセッション (景気後退)から脱した。ただ、失業率は記録的高水準にとどまっている上に鉱工業生産 は落ち込み、景気回復はまだまだ脆弱(ぜいじゃく)な状態にある。

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の欧州担当チーフエコノミスト、ジャンミシェル・シース氏は18日付のリポートで、「心強いのは大半の国から一段と前向きなニュースが出ている状況で、これはユーロ圏で中核国と周辺国の状況が互いに懸け離れていくトレンドがいずれ消え始めることを示唆している」と記した。

原題:Euro-Area Consumer Sentiment Gains Less Than EconomistsForecast(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:アムステルダム Corina Ruhe cruhe@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Craig Stirling cstirling1@bloomberg.net

更新日時: 2013/09/21 00:00 JST

 
 
 
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