元警察官 暴力団幹部とゴルフ09月19日 19時00分
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福岡県警察本部の元警察官が、現職のときや退職後に、暴力団幹部とゴルフをしていたことがわかりました。
警察は、いっしょにプレーした建設会社の社長らについては、暴力団と密接な関係があったとして自治体への通報や警告をしたと発表していましたが、元警察官については公表していませんでした。
福岡県警によりますと、暴力団幹部とゴルフをしていたのは、６年前の平成１９年に退職した当時駐在所勤務の６０代の元警察官です。この元警察官は、退職間近の休暇中に、指定暴力団の幹部や建設会社の社長らと県内のゴルフ場でプレーし、退職後も同じメンバーでゴルフを続けていたということです。
県警は、その後の平成２１年、恐喝事件の捜査の中で、元警察官や建設会社の社長らが暴力団幹部とゴルフをするなど密接な関係にあったことを確認し、この建設会社を含む７社を自治体に通報したと発表していました。
しかし、元警察官については、本人に厳重に警告していましたが、「退職後の事案だ」などとして、この事実を公表していませんでした。
これについて県警組織犯罪対策課では、「現職の時にも暴力団幹部とゴルフをしていたことは、当時、一部の捜査員が知っていたものの、組織として把握していなかった」と説明しています。
このほか、福岡県警察本部は、子どものわいせつな映像をインターネット上に流出させたとして、児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕され、処分保留で釈放された３１歳の巡査長について、１９日付けで減給の懲戒処分にし、巡査長は辞職しました。