韓国の美容整形、高まる人気の陰で副作用報告も急増
[ソウル 17日 ロイター] 美容整形業界のデータによると、整形大国とも言われる韓国では手術件数が2010年に77万件を超え、1人当たりの施術数はハンガリーに次いで世界2位を誇っている。二重まぶたにしたり、目を丸く大きくしたりする整形も人気だが、小顔整形が今の流行となっている。
女性歌手グループKARAのメンバー、ク・ハラさんなど、芸能人が整形を認めるケースも増える中、大学入試を終えた女子高校生が入学前に施術を受ける例も多く見られ、「親子整形」と銘打った大々的なキャンペーンを展開するクリニックも出てきた。
しかし、その一方で副作用による問題も浮上している。2008年に整形手術の副作用で顔がつぶれてしまった女性の写真がネット上に流れ、手術に対する不安が拡大。韓国消費者院の調べでは、副作用が報告されたケースは2008年に1698件だったが、2011年には4043件へと増加している。
ソウルにある江北三星病院の精神科医Shin Young-chul氏は、女性が整形を求めるのは、外見を重視するという韓国の文化的要素が深く関係していると指摘。「個人の収入が増え、社会に整形を受け入れる風潮が出ていることが、さらに拍車をかけている。ただ、昨今の流行は明らかに行き過ぎだ」と警鐘を鳴らした。
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