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洗濯柔軟剤の過度な使用に注意9月19日 16時16分
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衣類に香りが残る洗濯用の柔軟剤が人気を集めていますが、この香りが原因で気持ちが悪くなったなどという相談が増えているとして、国民生活センターが注意を呼びかけています。
国民生活センターによりますと、柔軟剤の香りに関する相談は、ことし3月までの1年間に5年前の5倍近い65件が寄せられていて、その後も前の年を上回るペースで増加しています。
主な相談内容は、「隣の家の柔軟剤の香りが強くて頭痛がする」とか、「飲食店の店員の服についた香りで気持ちが悪くなった」などというもので、相談者の6割までが「香りで体調を崩した」としています。
柔軟剤の使用については、全体の4人に1人が規定の量の2倍を超えているという業界団体の調査結果もあり、国民生活センターは利用者に対し、柔軟剤を使いすぎないよう呼びかけています。
また、柔軟剤メーカーが加盟する業界団体に対しても、過度な使用を控えるよう商品に表示したり、利用者に対する啓発活動を行ったりするよう要望しました。
国民生活センターの原田慶主事は、「柔軟剤の香りは、必ずしもすべての人がよいと感じるわけではないことを心にとどめてほしい」と話しています。
また、国民生活センターの要望に対し、業界団体の日本石鹸洗剤工業会は、「すでにホームページで過度な使用を控えるよう呼びかけたほか、加盟するメーカーにも商品に注意事項を表示するよう求めた」と話しています。
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