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手術患者取り違え別人の肺の一部切除9月20日 18時18分
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熊本市の熊本大学付属病院で検査結果を取り違えて、手術の必要がない健康な50代の女性の肺の一部を摘出する医療ミスがあり、病院は女性に謝罪しました。
病院によりますと、50代の女性はことし6月、肺の組織の一部を採取する検査の結果、「肺がん」と診断され、先月、手術が行われました。
ところが、手術後に女性から摘出した肺の組織からがん細胞が見つからなかったため、改めて女性を肺がんと診断した検体を調べたところ、女性のものではなく、同じ日に肺がんの疑いで肺の組織を採取した80代の男性のものと取り違えていたことが分かったということです。
本来の女性の肺の組織は「がんの疑いなし」と診断されていました。
肺の一部を摘出された女性は、先月退院したということですが、呼吸機能の低下が心配され、経過観察が必要だということです。
また、80代の男性にはがんの告知を行い、現在治療中だということです。
病院は2人に謝罪と説明をするとともに、今月10日に調査委員会を設置し、原因究明を行っているということです。
谷原秀信院長は「必要のない手術をするという重大な医療事故を起こし、申し訳ありません。原因究明と再発防止策を早急に行います」と謝罪しました。
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