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川内原発「審査は折り返し前」
9月20日 21時1分

鹿児島県にある九州電力川内原子力発電所の安全審査を行っている原子力規制委員会の委員が20日、現地調査を行いました。
川内原発は審査が先行して行われている原発の1つですが、調査した委員は、「審査はまだ折り返し地点にも達しておらず、これから対策を見極めたい」と述べました。

九州電力が運転再開を目指す川内原発の1号機と2号機は、ことし7月に施行された原発の新しい規制基準に適合しているかどうか、原子力規制委員会による安全性の審査が進められています。
現地調査は審査の一環として行われ、委員と原子力規制庁の職員合わせて23人が深刻な事故が発生した場合の対策を調べました。
一行は緊急時に使う組み立て式の水槽に冷却水をためる手順を見たり、非常用の発電機や免震重要棟が完成するまでの間、事故対応の指揮に当たる建設中の緊急時対策所が申請どおりに設置されているかを確認したりしました。
川内原発は愛媛県にある四国電力の伊方原発などと共に審査が先行して行われていますが、調査のあと原子力規制委員会の更田豊志委員は「現地では、新しい対策に取り組んでいると感じた。審査はまだ折り返し地点にも達していないので、対策が十分かどうかはこれから見極めたい」と述べました。

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